大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
第93話・夜のフェリーボート
【夜のフェリーボート】
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
日付が変わって、10月31日の深夜0時半頃であった。
ほたるさんと私は、中村駅で特急列車《れっしゃ》から降りたあと国道56号線を歩いて西へ向かった。
この時間、ほたるさんと私は宿毛市平田の国道56号線の歩道を歩いていた。
車道には、自動車がたくさん走っていた。
ほたるさんとショルダーバックを持っている私は、ひとことも言わずに歩道を歩いていた。
(ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ…)
時は、深夜2時過ぎであった。
ほたるさんと私は、宿毛片島港《みなと》から出航した宿毛フェリーに乗って九州へ向かった。
ところ変わって、2等客室(カーペット席)にて…
ほたるさんは、カーペットの上で毛布をかけた状態で眠っていた。
カーペットの上には1981〜1983年の3年手帳が置かれていた。
私は、万年筆を使ってほたるさんから聞いた話を手帳に書き込んでいた。
…………………………
フェリーは、明け方4時50分頃に九州の佐伯港に到着した。
…………………………
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
時は、朝7時20分頃であった。
この時間、ほたるさんと私は佐伯市の国道10号線の山道の歩道を歩いていた。
車道には、たくさんの自動車が走っていた。
ほたるさんとショルダーバックを持っている私は、ひとことも言わずに歩道を歩いていた。
1981年夏になんの予告もなしに突然放り出された直後から放浪《たび》をしていたが、私はひどく疲れていた。
放浪《このたび》は…
いつになれば終わるのだ…
大番頭《おおばんと》はんたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんは…
一体、どこにいるのだ…
こんなフラフラとした暮らしは…
もうたくさんだ…
……………………………
日付が変わって、10月31日の深夜0時半頃であった。
ほたるさんと私は、中村駅で特急列車《れっしゃ》から降りたあと国道56号線を歩いて西へ向かった。
この時間、ほたるさんと私は宿毛市平田の国道56号線の歩道を歩いていた。
車道には、自動車がたくさん走っていた。
ほたるさんとショルダーバックを持っている私は、ひとことも言わずに歩道を歩いていた。
(ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ…)
時は、深夜2時過ぎであった。
ほたるさんと私は、宿毛片島港《みなと》から出航した宿毛フェリーに乗って九州へ向かった。
ところ変わって、2等客室(カーペット席)にて…
ほたるさんは、カーペットの上で毛布をかけた状態で眠っていた。
カーペットの上には1981〜1983年の3年手帳が置かれていた。
私は、万年筆を使ってほたるさんから聞いた話を手帳に書き込んでいた。
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フェリーは、明け方4時50分頃に九州の佐伯港に到着した。
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時は、朝7時20分頃であった。
この時間、ほたるさんと私は佐伯市の国道10号線の山道の歩道を歩いていた。
車道には、たくさんの自動車が走っていた。
ほたるさんとショルダーバックを持っている私は、ひとことも言わずに歩道を歩いていた。
1981年夏になんの予告もなしに突然放り出された直後から放浪《たび》をしていたが、私はひどく疲れていた。
放浪《このたび》は…
いつになれば終わるのだ…
大番頭《おおばんと》はんたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんは…
一体、どこにいるのだ…
こんなフラフラとした暮らしは…
もうたくさんだ…
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