大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【人形(おもちゃ)】

時は、午後2時半頃であった。

またところ変わって、伊根町内《ちょうない》のママたちの家族がたちが暮らしている地区にて…

ママは、浩俊《ひろとし》を連れて幼稚園から出たあと家へ向かって歩いていた。

この時であった。

近所の奥さまがママに声をかけた。

「佐久本の奥さま。」
「おとなりの奥さま。」
「奥さま、この最近顔色が悪いみたいね…どこか具合でも悪いの?」

奥さまの問いに対して、ママはものすごくつらい声で答えた。

「ちょっとこの最近、からだがだるいのよ。」

奥さまは、心配げな表情でママに対して『困ったわねもう〜』と言うたあとややあつかましい口調でこう言うた。

「話し変えるけど…佐久本さんのお孫さんがきょうもまた他の園児たちからお弁当を分けてもらったみたいねぇ〜」

ママは、ものすごくつらい声で『すみませんでした〜』と言うたあとわけを話した。

「この最近…嫁が『からだがだるい…つらい…』と言うて…寝ることが多くなったのです。」
「それは一体、どう言うことでしょうか?」
「奥さま!!うちが嫁をいじめていたと言いたいのですか!?」
「そんなことはひとことも言ってないわよ…お嫁さんがお孫さんのお弁当を作ることができないのであれば、周りの人たちに言わないのよ!!」
「うるさい!!アタシは頭がすごく痛いのでイライラしているのよ!!」

怒鳴り声をあげたママは、その場に座り込んだあと『頭が痛い…』と言うた。

浩俊《ひろとし》は、悲しげな声で『おばーちゃん。』と言いながらママを呼んだ。

奥さまは、ママに対して『どうしたのよ?』とたずねた。

浩俊《ひろとし》は悲しげな声で奥さまに答えた。

「おばーちゃん…頭がいたいって。」
「頭が痛い?」
「一ヶ月のあいだ…ずっとつづいている。」

「うう…」

(ぐは…ボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボト…)

ママの口元から大量のトシャ物が出た。

奥さまは、ママに対して声をかけた。

「奥さま、奥さま!!」

ママは、ゆっくりと立ち上がったあと弱々しい声で答えた。

「胃がしんどいのよ。」
「困ったわねもう…嫁は一体なにを考えているのよ〜」
「お願いです…嫁をせめないでください…嫁はものすごくつらい思いをしているのです…助けを求めているのです!!」
「それなら、佐久本の家の3人の伜《クソバカ》を始末してください!!」
「奥さま、それはどう言うことですか!?…重俊《しげとし》と久通《ひさみち》と一久《かずひさ》に落ち度があると言うのですか!?」
「落ち度があるから始末してと言うたのよ!!重俊《しげとし》は気持ちがむしゃくしゃしていたら近所中を暴れ回っているのよ!!…久通《ひさみち》と一久《かずひさ》もむしゃくしゃしていたら暴れまわることが多くなったのよ!!」

ママは、ものすごく泣きそうな声で『すみませんでした〜』と言うたあとこう言うた。

「3人の息子には…『外で暴れたらいかん』と何度も繰り返して教えました…だけど、3人の息子は言うことを聞かなかったのよ!!言うことを聞かせるために必死になってがんばったのに…言うことを聞かないからすごくイラついているのよ!!」

思い切りブチ切れたママは、その場から走り去った。

奥さまは、怒った声で『奥さま!!お孫さんはどうすんのよ!?』と叫んだ。

置き去りにされた浩俊《ひろとし》が『ギャー!!』と泣き出した。

浩俊《ひろとし》が『おばーちゃんとおとーさんとおかーさんなんか大キライ!!ひさみちとかずひさのクソバカオジのせいだ!!』と言うた。

困り果てた奥さまは、浩俊《ひろとし》を連れて児童相談所へすぐに向かった。

………………………………

時は、夕方4時半頃であった。

またところ変わって、国鉄門司港駅《もじこうえき》の待合室にて…

ショルダーバックをひざの上に置いた状態でベンチに座っている私は、キオスクで購入した焼きそばパンを食べながら考えごとをしていた。

あの様子だと…

ママたちの家族は…

空中分解を起こすかもしれない…

………………………………

どうしたらいいのだ…

………………………………

ヒナグへ行こうと思ったけど…

やめよう!!

もう一度、熊代さんに会って…

なにがどうなっているのか…

聞いてみよう!!

……………………………

(ゴーッ!!)

それからまた60分後であった。

ヒナグへ行くことをやめた私は、小倉駅から上りの新幹線ひかりに乗って新大阪駅へ向かった。

(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)

新大阪駅で新幹線を降りた私は、新潟行きの特急雷鳥号に乗って敦賀駅へ向かった。

敦賀駅で特急列車《れっしゃ》を降りたあとは、小浜線の各駅停車《どんこう》に乗って西舞鶴駅へ向かう予定であった。

…………………………

時は、夕方6時50分頃であった。

この時間、私は上りの新幹線に乗っていた時であった。

またところ変わって、伊根町にあるママたち家族が暮らしている家にて…

家の広間に重俊《しげとし》とチャラい服装の男がいた。

チャラい格好の男は、しほこの元カレであった。

元カレは、重俊《しげとし》に対して『しほこをまだ愛している!!』と言うてしほこと別れてくれと申し出た。

思い切りブチ切れた重俊《しげとし》は、元カレに殴りかかった。

この時、仕事から帰って来た久通《ひさみち》と一久《かずひさ》がしほこの元カレを殴りつけた。

「ふざけるなクソバカ!!」
「やっつけてやる!!」
「やめてくれ〜」

この時、しほこは勝手口から逃げ出した。

勝手口から逃げ出したしほこは、近所の家に助けを求めた。

…………………………

そんな中であった。

ママたちが暮らしている家にさよこがやって来た。

この時、しほこの元カレが血まみれの状態で家から飛び出した。

「助けてくれ!!」

さよこは、刃渡りの鋭いナイフを出したあとしほこの元カレの右脇腹を刺した。

「ああああああああああああああああああ…」

この時であった。

「オラクソバカ!!」

久通《ひさみち》と一久《かずひさ》がさよこの元にやって来た。

「オドレクソバカ!!」

さよこは、破壊力が強いハンマーを取り出したあと久通《ひさみち》と一久《かずひさ》の頭を殴りつけた。

久通《ひさみち》と一久《かずひさ》は、その場で死亡した。

そこへ、重俊《しげとし》がやって来た。

「オドレさよこ!!」
「やめて!!いやああああああああああああああああああああああああ!!」

思い切りブチ切れた重俊《しげとし》は、持っていたナタでさよこをズタズタに斬《き》りつけた。

さよこもその場で死亡した。

その後、重俊《しげとし》はしほこの元カレをナタで斬りつけて殺した。

この時、数人の警察官たちが現場にやって来た。

「わああああああああああああああああ!!」

重俊《しげとし》は、叫び声をあげながら警察官たちに向かって行った。

この時であった。

(ズダダタダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!)

警察官のひとりがマシンガンを取り出したあと重俊《しげとし》を撃った。

重俊《しげとし》は、大量の銃弾を浴びたあと死亡した。

……………………………

その頃であった。

ママは、重俊《しげとし》と久通《ひさみち》と一久《かずひさ》の3人の育児に失敗したことを苦に経ヶ岬で命を絶とうとした。

しかし、付近で暮らしている住民たち数人によって阻止された。

それから2分後にママは呼吸器不全で亡くなった。

浩俊《ひろとし》は、児童相談所に一時預かりとなった。

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