大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【愛の終着駅・その5】
私は、11月13日から14日のあいだにかけて八代市と宇城市のあちらこちらを回って実母《ママ》のことについてたずねまわった。
しかし、これと言った手がかりを得ることはできなかった。
………………………………
時は、11月15日の朝9時20分頃であった。
またところ変わって、八代城《しろあと》の公園の敷地にある東屋にて…
熊代さんの奥さまと私は、東屋の中にあるテーブルの席に向かいあった状態で座っていた。
私が座っていたテーブルにゼブラシャーボーの本体とメモパッドが置かれていた。
奥さまは、私に対して声をかけた。
「以前、わたくしがお話をしました件で思い出した話がございましたのでお話しいたします。」
「お願いいたします。」
「コリントさまの実のご両親と一緒に暮らしていました若い男性のことでございますが…」
奥さまは、私に対して実母《ママ》とセヴァスチャンじいさんと一緒に暮らしていた若い男性のことを伝えようとしていたが、途中で話が止まった。
私は、奥さまに対して声をかけた。
「奥さま、どうかなさいましたか?」
「ああ、ごめんなさい。」
奥さまは、私に対してものすごく言いにくい声で言うた。
「あのコリントさま…ものすごく言いにくい話でございますが、コリントさまの実のご両親と一緒に住まわれていた若い男性は…コリントさまの実母《おかあ》さまの…サイコン相手だったのです。」
「なんだって、実母《はは》のサイコン相手!?」
「はい。」
「セヴァスチャンじいさんはどうなられたのですか!?」
「これも言いにくい話でございますが、コリントさまの実母《おかあ》さまは…セヴァスチャンと言うじいさんと婚姻関係を維持した状態でありました。」
「それじゃあ、実母《はは》は重婚していた…と言うことになりますよね。」
「はい。」
私は『一体どうなっているのだ!?』とつぶやきながらメモ書きをしたあと奥さまに声をかけた。
「奥さま。」
「はい。」
「一点おうかがいしますが、奥さまのご実家のご家族の方以外で私の実のご両親の家庭《いえ》のことをご存知の方はいらっしゃいますか?」
「うちの実家の家族の他にですか?」
「はい。」
「ああ、そう言えば…」
奥さまは、私に対してこう言うた。
「思い出したわ…あの当時、うちの2軒となりの家に暮らしていた宇城田《うきた》さんのご家族たちが暮らしていた家がコリントさまの実のご両親が暮らしていた家のすぐ向かいにありました。」
「その方が現地(マンシュウリ)に移住なされたのはいつ頃ですか!?」
「うちらよりも2年早かったと思います。」
「2年と言うことは、1927年頃でしょうか!?」
「はい、そうです。」
「宇城田《うきた》さんは、今どちらで暮らしているのですか?」
「京町温泉にある旅館のおかみをつとめています。」
「京町温泉と言うと…えびの市の方ですよね。」
「はい。」
私は、メモ書きを終えたあと奥さまに声をかけた。
「奥さま、今からえびの市へ行きます!!…あの…宇城田《うきた》さんがおかみをつとめている旅館がある場所が知りたいのです。」
「はい。」
「ちょっとお待ちください!!」
私は、ショルダーバックの中から1981〜1983年の3年手帳を取り出したあと余白のページをひらいた。
その後、私は奥さまに声をかけた。
「奥さま、宇城田《うきた》さんが経営している旅館がある地区の地図を書いていただけますか!?」
「分かりました。」
………………………………
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
それからまた2時間であった。
私は、八代駅でヒッチハイクした長距離トラックに乗って再び旅に出た。
トラックは、国道3〜268号線を通ってえびの市へ向かった。
えびの市に到着したのは夕方4時に10分前頃であった。
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しかし、これと言った手がかりを得ることはできなかった。
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時は、11月15日の朝9時20分頃であった。
またところ変わって、八代城《しろあと》の公園の敷地にある東屋にて…
熊代さんの奥さまと私は、東屋の中にあるテーブルの席に向かいあった状態で座っていた。
私が座っていたテーブルにゼブラシャーボーの本体とメモパッドが置かれていた。
奥さまは、私に対して声をかけた。
「以前、わたくしがお話をしました件で思い出した話がございましたのでお話しいたします。」
「お願いいたします。」
「コリントさまの実のご両親と一緒に暮らしていました若い男性のことでございますが…」
奥さまは、私に対して実母《ママ》とセヴァスチャンじいさんと一緒に暮らしていた若い男性のことを伝えようとしていたが、途中で話が止まった。
私は、奥さまに対して声をかけた。
「奥さま、どうかなさいましたか?」
「ああ、ごめんなさい。」
奥さまは、私に対してものすごく言いにくい声で言うた。
「あのコリントさま…ものすごく言いにくい話でございますが、コリントさまの実のご両親と一緒に住まわれていた若い男性は…コリントさまの実母《おかあ》さまの…サイコン相手だったのです。」
「なんだって、実母《はは》のサイコン相手!?」
「はい。」
「セヴァスチャンじいさんはどうなられたのですか!?」
「これも言いにくい話でございますが、コリントさまの実母《おかあ》さまは…セヴァスチャンと言うじいさんと婚姻関係を維持した状態でありました。」
「それじゃあ、実母《はは》は重婚していた…と言うことになりますよね。」
「はい。」
私は『一体どうなっているのだ!?』とつぶやきながらメモ書きをしたあと奥さまに声をかけた。
「奥さま。」
「はい。」
「一点おうかがいしますが、奥さまのご実家のご家族の方以外で私の実のご両親の家庭《いえ》のことをご存知の方はいらっしゃいますか?」
「うちの実家の家族の他にですか?」
「はい。」
「ああ、そう言えば…」
奥さまは、私に対してこう言うた。
「思い出したわ…あの当時、うちの2軒となりの家に暮らしていた宇城田《うきた》さんのご家族たちが暮らしていた家がコリントさまの実のご両親が暮らしていた家のすぐ向かいにありました。」
「その方が現地(マンシュウリ)に移住なされたのはいつ頃ですか!?」
「うちらよりも2年早かったと思います。」
「2年と言うことは、1927年頃でしょうか!?」
「はい、そうです。」
「宇城田《うきた》さんは、今どちらで暮らしているのですか?」
「京町温泉にある旅館のおかみをつとめています。」
「京町温泉と言うと…えびの市の方ですよね。」
「はい。」
私は、メモ書きを終えたあと奥さまに声をかけた。
「奥さま、今からえびの市へ行きます!!…あの…宇城田《うきた》さんがおかみをつとめている旅館がある場所が知りたいのです。」
「はい。」
「ちょっとお待ちください!!」
私は、ショルダーバックの中から1981〜1983年の3年手帳を取り出したあと余白のページをひらいた。
その後、私は奥さまに声をかけた。
「奥さま、宇城田《うきた》さんが経営している旅館がある地区の地図を書いていただけますか!?」
「分かりました。」
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(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
それからまた2時間であった。
私は、八代駅でヒッチハイクした長距離トラックに乗って再び旅に出た。
トラックは、国道3〜268号線を通ってえびの市へ向かった。
えびの市に到着したのは夕方4時に10分前頃であった。
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