大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【おふくろよ】

時は、午前11時過ぎであった。

私は、松山市井門町《しないいどまち》の運輸支局の前の交差点を左折したあと目的地へ向かって歩いた。

この時間、私は井門町《いどまち》の重信川沿《かわぞ》いの地域の市道を歩いて西へ向かった。

市道に入ってから20分後であった。

私は、南海放送サンパーク(カルチャー施設)の前を通りかかった。

施設内の庭園で中古車展示会がひらかれていた。

その中で、20代後半の若い男女《カップル》が白のトヨタソアラの前でラブラブになっていたのを見た。

若い男女《カップル》は『この車がほしいね〜』…と言うて中古車選びを楽しんでいた。

ラブラブの男女《カップル》を見た私は、悲しくなったのでその場から離れた。

………………………………

時は、正午過ぎであった。

またところ変わって、重信川の河川敷にて…

私は、三崎港の売店で購入したおむすび弁当を食べながら川のせせらぎを聞いていた。

空は、灰色の雲におおわれていた。

おむすびを食べていた私は、サンパークでひらかれていた中古車展示会で見たラブラブモードの男女《カップル》を思い出した。

私の両目から涙があふれ出た。

……………………………

ところ変わって、星空の世界にて…

小さな星くずがたくさん流れている川のほとりに深眠の私と桜子たち(80億39人)がいた。

桜子たち(80億39人)は、深眠の私の体にキスをしていた。

みどりを乳房《むね》に抱っこしているアンナは、小さな星くずたちが流れている川に入っていた。

みどりを乳房《むね》に抱っこしているアンナは、泣いていた。

「ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…」

アンナの両目からたくさんの涙があふれていた。

アンナがこぼした涙のしずくが川にしたたり落ちた。

小さな星くずたちは、音を立てながら空の下へ一気に流れ落ちた。

………………………………

またところ変わって、重信川の河川敷にて…

空をおおっている灰色の雲から細かい雪が降り出した。

私は、声を震わせながら泣いた。

「ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…好きなこがいない…花嫁さんがいない…うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…花嫁さんがいないと…生きていけない…うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…」

………………………

つらい…

すごくつらい…

一人で生きていくのは…

すごくつらい…

花嫁さんがいないと…

生きていけないよ…

…………………………
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