大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
第98話・北の螢
【心は哀しいものですね】
時は、11月28日の夜6時50分頃であった。
またところ変わって、えびの市の京町温泉街《おんせんがい》にある宇城田《うきた》のおかみさんが経営している旅館の前にて…
旅館の正面玄関は、うちから鍵がかけられていた上に白いカーテンで閉じられていた。
ショルダーバックを持って旅をつづけていた私は、ものすごい血相を浮かべていた。
「たいへんだ!!急がなきゃ!!」
正面玄関に到着した私は、戸を叩きながら宇城田《おかみ》さんを呼んだ。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おかみさん!!おかみさん!!おかみさん!!」
しかし、おかみさんの声は聞こえなかった。
「おかしい!!」
私は、もう一度ドアを叩きながら宇城田《おかみ》さんを呼んだ。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おかみさん!!おかみさん!!おかみさん!!」
……………………………
おかみさんは一体…
どこへ行ったのだ!?
……………………………
それからまた1時間であった。
またところ変わって、国鉄京町温泉駅の待合室にある公衆電話のコーナーにて…
私は、10円の赤電話機を使って電話をかけた。
(プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…)
受話器のスピーカーから電話の着信音が聞こえていた。
おかみさん…
おかみさん、電話に出てください…
お願いです!!
しかし、着信音が鳴りっぱなしの状態が5分以上も続いた。
(ガチャン!!ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)
ものすごくイラついた私は、電話を切った。
返却口に10円玉がたくさん出てきた。
「おかみさんはどこへ行ったのだ!!…おかみさん!!」
………………………………
またところ変わって、鹿屋市内《かのやのちゅうしんぶ》にある安夫夫婦の家にて…
家の中には、しほこが一人だけいた。
安夫たち家族は、熊代さんと一緒に外出していたので家にはいなかった。
しほこは、家に残っている着替えとメイク道具を紙袋に詰めた。
その後、桐ダンスに入っている振り袖と帯のセットを取り出した。
振り袖と帯のセットは、しほこが成人式に出席した時に着用したものであった。
振り袖と帯は、質入れする予定であった。
それからまた40分後であった。
しほこは、着替えとメイク道具が詰まっている紙袋を持って家から出ようとした。
この時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
広間に置かれているうぐいす色のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
しほこは、電話の受話器をあげたあと放置した。
その後、紙袋とハンドバッグを持って家出した。
……………………………
またところ変わって、国鉄京町温泉駅にて…
私は、10円の赤電話機を使って電話をかけていた。
「もしもし!!もしもし熊代さん!!熊代さん!!…いない…もしもし!!どなたか電話に出てください!!もしもし!!もしもし!!」
家の中にだれもいないのか…
頼むから出てくれ!!
熊代さん…
熊代さん!!
…………………………
(ガチャン!!ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)
思い切りブチ切れた私は、ガチャンと行った。
返却口にたくさんの10円玉が出てきた。
一体なにがあったのだ!!
熊代さんの身になにがあったのだ!!
どうすればいいのだ!!
……………………………
時は、夜10時頃であった。
またところ変わって、セヴァスチャンじいさんが暮らしている貸別荘《べっそう》の玄関にて…
紙袋とハンドバッグを持っているしほこは、つかれた表情で帰って来た。
しほこは、ピンク色のセーターと黒色の水玉柄のロングスカートを着ていた。
…………………………
それからまた10分後であった。
またところ変わって、二階にあるベットルームにて…
セヴァスチャンじいさんは、ベットの上に座っていた。
しほこは、ピンク色のセーターを脱いだ。
つづいて、セーターの下に着ていた白のブラウスを脱いだ。
ブラウスの中から白色のワコールのブラジャーがあらわになった。
つづいて、しほこはロングスカートの中に両手を入れたあと黒のストッキングを脱いだ。
その後、ロングスカートを脱いだ。
スカートの中からブラジャーと同じ色のショーツがあらわになった。
ベットに座っているセヴァスチャンじいさんは、しほこの下着姿をじっと見つめた。
この時、下着姿のしほこが下着姿の(イワマツの)実母《ママ》に変わった。
下着姿の実母《ママ》は、優しい表情を浮かべていた。
下着姿の実母《ママ》は、優しい声でセヴァスチャンじいさんを呼んだ。
「あなた…キョウコはここにいるわよ…あなた…」
セヴァスチャンじいさんは、ベットから立ち上がったあと下着姿の実母《ママ》に抱きついた。
「ああ…わしのそばにいてくれ〜」
セヴァスチャンじいさんは、下着姿の実母《ママ》に対して泣きそうな声で言いながら愛を求めた。
「キョウコ…キョウコ…」
「あなた…あなた好きよ〜」
「わしも…キョウコを愛してる…キョウコ…キョウコ…キョウコ…」
セヴァスチャンじいさんは、下着姿の実母《ママ》がしほこであることを知らずに『キョウコ』と言うた。
セヴァスチャンじいさんは、しほこを愛していると言うたのは大ウソだった…
セヴァスチャンじいさんは…
しほこに対して…
実母《ママ》の代わりにした…
セヴァスチャンじいさんは…
破滅の道を選んだ…
セヴァスチャンじいさんの暴走をとめることができなくなった…
どうすればいいのだ!!
…………………………………
またところ変わって、えびの市の京町温泉街《おんせんがい》にある宇城田《うきた》のおかみさんが経営している旅館の前にて…
旅館の正面玄関は、うちから鍵がかけられていた上に白いカーテンで閉じられていた。
ショルダーバックを持って旅をつづけていた私は、ものすごい血相を浮かべていた。
「たいへんだ!!急がなきゃ!!」
正面玄関に到着した私は、戸を叩きながら宇城田《おかみ》さんを呼んだ。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おかみさん!!おかみさん!!おかみさん!!」
しかし、おかみさんの声は聞こえなかった。
「おかしい!!」
私は、もう一度ドアを叩きながら宇城田《おかみ》さんを呼んだ。
(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!)
「おかみさん!!おかみさん!!おかみさん!!」
……………………………
おかみさんは一体…
どこへ行ったのだ!?
……………………………
それからまた1時間であった。
またところ変わって、国鉄京町温泉駅の待合室にある公衆電話のコーナーにて…
私は、10円の赤電話機を使って電話をかけた。
(プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…)
受話器のスピーカーから電話の着信音が聞こえていた。
おかみさん…
おかみさん、電話に出てください…
お願いです!!
しかし、着信音が鳴りっぱなしの状態が5分以上も続いた。
(ガチャン!!ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)
ものすごくイラついた私は、電話を切った。
返却口に10円玉がたくさん出てきた。
「おかみさんはどこへ行ったのだ!!…おかみさん!!」
………………………………
またところ変わって、鹿屋市内《かのやのちゅうしんぶ》にある安夫夫婦の家にて…
家の中には、しほこが一人だけいた。
安夫たち家族は、熊代さんと一緒に外出していたので家にはいなかった。
しほこは、家に残っている着替えとメイク道具を紙袋に詰めた。
その後、桐ダンスに入っている振り袖と帯のセットを取り出した。
振り袖と帯のセットは、しほこが成人式に出席した時に着用したものであった。
振り袖と帯は、質入れする予定であった。
それからまた40分後であった。
しほこは、着替えとメイク道具が詰まっている紙袋を持って家から出ようとした。
この時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
広間に置かれているうぐいす色のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
しほこは、電話の受話器をあげたあと放置した。
その後、紙袋とハンドバッグを持って家出した。
……………………………
またところ変わって、国鉄京町温泉駅にて…
私は、10円の赤電話機を使って電話をかけていた。
「もしもし!!もしもし熊代さん!!熊代さん!!…いない…もしもし!!どなたか電話に出てください!!もしもし!!もしもし!!」
家の中にだれもいないのか…
頼むから出てくれ!!
熊代さん…
熊代さん!!
…………………………
(ガチャン!!ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)
思い切りブチ切れた私は、ガチャンと行った。
返却口にたくさんの10円玉が出てきた。
一体なにがあったのだ!!
熊代さんの身になにがあったのだ!!
どうすればいいのだ!!
……………………………
時は、夜10時頃であった。
またところ変わって、セヴァスチャンじいさんが暮らしている貸別荘《べっそう》の玄関にて…
紙袋とハンドバッグを持っているしほこは、つかれた表情で帰って来た。
しほこは、ピンク色のセーターと黒色の水玉柄のロングスカートを着ていた。
…………………………
それからまた10分後であった。
またところ変わって、二階にあるベットルームにて…
セヴァスチャンじいさんは、ベットの上に座っていた。
しほこは、ピンク色のセーターを脱いだ。
つづいて、セーターの下に着ていた白のブラウスを脱いだ。
ブラウスの中から白色のワコールのブラジャーがあらわになった。
つづいて、しほこはロングスカートの中に両手を入れたあと黒のストッキングを脱いだ。
その後、ロングスカートを脱いだ。
スカートの中からブラジャーと同じ色のショーツがあらわになった。
ベットに座っているセヴァスチャンじいさんは、しほこの下着姿をじっと見つめた。
この時、下着姿のしほこが下着姿の(イワマツの)実母《ママ》に変わった。
下着姿の実母《ママ》は、優しい表情を浮かべていた。
下着姿の実母《ママ》は、優しい声でセヴァスチャンじいさんを呼んだ。
「あなた…キョウコはここにいるわよ…あなた…」
セヴァスチャンじいさんは、ベットから立ち上がったあと下着姿の実母《ママ》に抱きついた。
「ああ…わしのそばにいてくれ〜」
セヴァスチャンじいさんは、下着姿の実母《ママ》に対して泣きそうな声で言いながら愛を求めた。
「キョウコ…キョウコ…」
「あなた…あなた好きよ〜」
「わしも…キョウコを愛してる…キョウコ…キョウコ…キョウコ…」
セヴァスチャンじいさんは、下着姿の実母《ママ》がしほこであることを知らずに『キョウコ』と言うた。
セヴァスチャンじいさんは、しほこを愛していると言うたのは大ウソだった…
セヴァスチャンじいさんは…
しほこに対して…
実母《ママ》の代わりにした…
セヴァスチャンじいさんは…
破滅の道を選んだ…
セヴァスチャンじいさんの暴走をとめることができなくなった…
どうすればいいのだ!!
…………………………………