色とりどりな君の花
「咲希によく思われたらそれで良い。他の奴ら、俺らのことチラチラ見てんのうざい」
相変わらずツンツンしてるなぁ。ま、そんなとこもかっこいいけどね!
それよりも、圭佑が考えてくれているデートプランが楽しみだ!
私たちは最初に買い物をした。お互いに買ったものをプレゼントし合った。
私は彼に、度数ゼロのメガネをあげた。ファッションアイテムとして活用して欲しいな。
そのかっこいいお顔を、さらにスマートにしちゃう最強アイテム!
貰った時の圭佑の反応は「いらね〜」だったけど、私が説明すると「しょうがない」と呟きながら、メガネをさっそくかけてくれた。
「…想像よりもカッコよくなりすぎ」
「そりゃどうも」
全く、圭佑は無駄に顔はいいんだから。
んで、私が貰ったのは水色のシュシュと水色のイヤリングだった。
なんで水色にしたのかを聞くと、私のイメージカラーが水色だったらしい。
私も、さっそくつけてみた。元々、ワンピースがむらさきっぽい色をしていたから似合わないことはないと思う。
「っ、やばいやばいやばい。俺があげたやつすぐにつけてくれるとか嬉しすぎる!しかも、めっちゃ似合ってる!」
……そんな言葉は無視した。