初恋の糸は誰に繋がっていますか?
「理世」
彼の声は私を安心させると同時に、私の全てを包み込む。
わかっている、私はこうやってまた彼に手を差し伸べて欲しかったのだと。
「もう一度、貴方の手を取っても良いですか?」
「俺は放したつもりは無いんだがな」
彼の指が私の涙を拭い、背中に回された手で引き寄せる。
「愛してる」
すぐ側で囁かれた彼の言葉。
私は目を瞑り、初めて彼からのキスが降りてくる。
何度も何度も角度を変えて。
流石に苦しくなって息継ぎするように息を吸うと、彼の瞳は私だけを映していた。
「愛してるよ、理世」
「私も大好きです、達貴さん、だから」
続きの言葉は再度彼の唇で消されてしまった。
だからまた、貴方の隣にいさせて下さい。
彼の背中に手を回し、服を掴みながら甘いキスに身を委ねた。