俺様副社長の溺愛注意報 〜秘書ときどき幼馴染のち妻〜
 まさか我慢してくれていたなんて...
 驚いたけど、それと同時に嬉しさや愛おしさが込み上げてきてニヤけそうになる。
 そう思っていると肩を掴まれ視界は反転し、情欲の熱が宿る少し意地悪な瞳に見下ろされていた。
 「覚悟、できてるのか?」
 低く甘い声でそう囁かれると、背筋がぞくっとして思わずごくりと息を飲んだ。
 そんな私を見て、ふっと少し表情を緩め「ほら、どっちだ?止められなくなる前に答えてくれ」と優しい声で問う。
 ...もちろん、できてる。
 だって、ずっとこうして欲しかったから...。それに、今彼の瞳には私しか映っていない。それがすごく嬉しい...
 「...できて、ます」
 「言ったな?もう後悔しても遅いからな...」
 その言葉と同時に、優しいキスが降ってきて右手はふわっと頭を撫でたあと身体を降りていく。
 腕や腰をなぞりその手はパジャマの中へ入ると胸へと上がっていき、下着の上からそっと撫でるように触れる。
 「んっ...」
 初めの感覚につい身体に力が入ると、宥めるような優しいキスをしながらゆっくりと進めてくれる。
 グッと抱き上げられ寝室へ移動しベッドに降ろされると、ボタンを外しながら鎖骨や胸元に唇をつける。
 窓からうっすら入る月明かりに照らされた彼は、煽情的で色っぽくて...思わず見惚れてしまった。
 ドクンドクンと鼓動は加速していき、これからする事を想像すると今更恥ずかしさと不安が込み上げてきて、パジャマの上から胸元をぎゅっと押さえた。
 「...絆音? 今日はここまでにしておくか?」
 後悔しても遅いと言いながら、そっと頭を撫でながら微笑む彼はやっぱり優しい。
 きっと初めから、少しでも私が嫌がればすぐにやめてくれるつもりだったんだろう。
 「...嫌では、ないです。でも、すごく、恥ずかしくなってきて...」
 「ふっ、まだパジャマも脱いでないのに?」
 「そう、ですけど...。ちゃんと、出来るのかも不安になってきて...」
 素直にそう言うと、彼はまた優しく微笑んで「そんな事気にしなくていい。絆音はただ俺を感じてくれていればいいんだよ」と素肌に指を這わせる。

 「嫌じゃないなら、続けていいか?」
 「...はい」
 「大丈夫、余計な事なんてすぐに考えられなくなる」
 耳元でそう囁かれ背筋がぞくりとして、甘いキスも腰や背中を這う指先も、さっきより敏感に感じられる。
 そのままパジャマを脱がされ、顔を上げた彼は「っ...」と一瞬息を飲むのがわかった。
 あ...!こんな事になるとは思っていなくて、あの下着をつけていたんだった...
 思わず身体を丸めて隠すけれど、手を掴まれシーツの上へと戻される。
 そして彼は少し苦しげな表情で「こんなの...反則だろ...」と目を瞑り何度か深呼吸を繰り返している。
 「...やっぱり、変ですか...?」
 「...いや、可愛い。なるべく優しくするけど、止められなかったら悪い」
 そう言うと背中のホックが外され、舌と指先で何度も撫でられ敏感な先端に触れられるとビクっと身体が震え声が溢れる。
 「あっ、ん...」
 私の表情や反応を見ながら身体中にキスを落とし舌を這わされると、脳の奥が麻痺していくよう。
 膝を開かれゆっくりと指を動かされると、自分でも分かるほどにとろとろと溢れていく。
 すごく恥ずかしいのに、恍惚の表情で見下ろす彼から目が離せなくて...。
 ふっと微笑んだ彼が指を速めると、私は大きな快感の波に飲み込まれた。
 「可愛い」
 甘い声で何度もそう言いながら次々と弱点を暴かれ、彼の体温と息遣いを感じながら快感に溺れ次第に意識は遠のいていった。
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