俺様副社長の溺愛注意報 〜秘書ときどき幼馴染のち妻〜
翔side
俺が副社長に就任してから約二年、雪原が専属秘書になってからもう一年が経つ。
生まれた時から家族ぐるみの付き合いだったにも関わらず、誰にも言わず一般試験でうちに入社していた事には驚いた。
秘書課に配属され、アシスタント業務を中心にやっていたようだがあいつが作る資料は誰のものよりも見やすく丁寧だった。
それから少しずつ雪原の仕事ぶりが気になり見ていると、いつもロビーを華やかに飾っている綺麗な花も、整頓されている給湯室の管理も、見やすく並べられた副社長室の資料のファイリングも全てあいつが誰よりも早く出社してやっていた事だと知った。
子どもの頃から素直で健気でお人よしというイメージだったが、今でもその真面目さは変わらないんだなと頬が緩むのを感じた。
そして、専属秘書の後任を探していた時「まだ経験が浅く彼女では大変なのでは?」と心配する山内を説き伏せ、俺は雪原を指名した。
幼馴染だからとかそんな理由で贔屓するつもりは全くなく、あいつの仕事ぶりをみて一番信頼できると素直にそう思ったから。
俺の秘書になりたての頃は、緊張もあるのかぎこちない事も多く、あたふたする様子が可笑しくついからかうようなこともしていた。だが、山内の指導もあってか半年も経てば堂々とした立派な秘書になり俺の行動を二.三手先までよんで動いてくれるほどに成長した。
昔から可愛らしい妹という感覚だったが、気づけば俺はすっかり雪原を秘書として、一人の大人として信頼し頼りにしていた。
しかし、仕事は完璧にこなすが自分の事になるとどこか抜けているというか無頓着というか...。
つい世話を焼きたくなるこの感覚は、何なんだ...?
それに、仕事中にはほとんど見せない素の笑顔で嬉しそうに類の話をするあいつを見ていると、なぜかイラっとした。
何だよその笑顔は...俺の前では滅多にそんな顔しないだろ...
そんな感情がよぎり、モヤモヤと白い雲に覆われていくようで頭がスッキリしない。
はぁ、もう余計なことを考えるのはやめよう。答えの出ない問いに向き合っている時間はない。
俺が副社長に就任してから約二年、雪原が専属秘書になってからもう一年が経つ。
生まれた時から家族ぐるみの付き合いだったにも関わらず、誰にも言わず一般試験でうちに入社していた事には驚いた。
秘書課に配属され、アシスタント業務を中心にやっていたようだがあいつが作る資料は誰のものよりも見やすく丁寧だった。
それから少しずつ雪原の仕事ぶりが気になり見ていると、いつもロビーを華やかに飾っている綺麗な花も、整頓されている給湯室の管理も、見やすく並べられた副社長室の資料のファイリングも全てあいつが誰よりも早く出社してやっていた事だと知った。
子どもの頃から素直で健気でお人よしというイメージだったが、今でもその真面目さは変わらないんだなと頬が緩むのを感じた。
そして、専属秘書の後任を探していた時「まだ経験が浅く彼女では大変なのでは?」と心配する山内を説き伏せ、俺は雪原を指名した。
幼馴染だからとかそんな理由で贔屓するつもりは全くなく、あいつの仕事ぶりをみて一番信頼できると素直にそう思ったから。
俺の秘書になりたての頃は、緊張もあるのかぎこちない事も多く、あたふたする様子が可笑しくついからかうようなこともしていた。だが、山内の指導もあってか半年も経てば堂々とした立派な秘書になり俺の行動を二.三手先までよんで動いてくれるほどに成長した。
昔から可愛らしい妹という感覚だったが、気づけば俺はすっかり雪原を秘書として、一人の大人として信頼し頼りにしていた。
しかし、仕事は完璧にこなすが自分の事になるとどこか抜けているというか無頓着というか...。
つい世話を焼きたくなるこの感覚は、何なんだ...?
それに、仕事中にはほとんど見せない素の笑顔で嬉しそうに類の話をするあいつを見ていると、なぜかイラっとした。
何だよその笑顔は...俺の前では滅多にそんな顔しないだろ...
そんな感情がよぎり、モヤモヤと白い雲に覆われていくようで頭がスッキリしない。
はぁ、もう余計なことを考えるのはやめよう。答えの出ない問いに向き合っている時間はない。