俺様副社長の溺愛注意報 〜秘書ときどき幼馴染のち妻〜
帰りは車で来ていた美雨さんに最寄り駅まで送ってもらった。
「さっき類くんと抱き合ってたけど、本当に二人は恋仲じゃないの?」
「類くんとはお互いに兄妹みたいな感覚だと思います。それにきっと素敵な彼女さんがいると思いますよ。とっても優しくてあの容姿なので、学生時代は彼のファンクラブみたいなものまでありましたから」
「へぇ、その上デザイナーとしての才能もあるなんてすごい人ね」
「類くんは才能だけじゃないですよ。留学を決めてから、毎日遅くまで必死に勉強していました。それに行動力もあって、何にでも挑んでいく姿は本当に尊敬します。そして有言実行してしまう所も。タイプは違いますけど、副社長と類くんはそういう性格がそっくりなんです」
「ふふっ、彼の事よく知っているのね。でも恋愛感情はないって事?」
「類くんの事は好きですけど、でも尊敬というか...。私、恋愛として人を好きになる感覚がよくわからないんです...。美雨さんや晴くんを好きな気持ちとどう違うのか...」
「そうねぇ。言葉で説明するのは難しいけど、私は晴臣に出会った時この人の為なら何でも出来るって思ったの。それに、彼の幸せを一番に考えられるしそれが私にとっても幸せ。そういう感覚になるのは初めてで...これが愛してるって事なのかな?って自分の中でふと思ったのよ」
「...私もいつかそう思える人が出来るのかな...?」
「大丈夫よ、だって絆音ちゃんはたくさんの人に愛されてきたでしょ?だから絶対に誰かを愛する事も出来るわよ!」
最寄駅で降ろしてもらい、マンションまでの間にあるスーパーで買い物をして出ると「あの...」と後ろから声をかけられた。
振り返ると、スーツを着た僅かに見覚えのある男性がスーパーの袋を待って立っている。
「あ、傘の...」
「はい、チョコレート食べてくれました?」とニコッとしているこの人は、前に電車に傘を忘れていたのを私が届け、そのお礼にとチョコレートをくれた方だ。
「はい、美味しかったです。ありがとうございました」
「良かった!そうだ、これどうぞ!そこのスーパーで買ったものですけどスイス産のチョコすごく美味しいんですよ」
「いいえ!この間も頂いてしまいましたし、そもそもお礼を頂くような事はしていませんので」
「美味しいのでぜひ食べてもらいたかったんですが...」
「私も好きです、そのチョコレート。甘さにこくがあって美味しいですよね」
「食べたことありましたか!このスーパーたまに買い物しますよね?先週は玉ねぎと人参じゃがいもやお肉を買っていましたけど、カレーでも作ったんですか?それとも肉じゃが?」
「え...?あ、時々お会いしていたんですね。気がつきませんでした」
「同じ最寄駅ですから。この辺りはスーパーもここくらいですし」
そんな話をしながら何気なく私のマンションがある方向へと歩いていた。
「あの、私はこっちですが同じ方向ですか...?」
「ああ、いえ。私は向こうです、また美味しいチョコレートがあったら教えますね。ではまた」と反対方向へと歩いて行ってしまった。
なんだか少し不思議な人だなぁ...。スーパーでも何度も会っていたのかな?全く気がつかなかった。
「さっき類くんと抱き合ってたけど、本当に二人は恋仲じゃないの?」
「類くんとはお互いに兄妹みたいな感覚だと思います。それにきっと素敵な彼女さんがいると思いますよ。とっても優しくてあの容姿なので、学生時代は彼のファンクラブみたいなものまでありましたから」
「へぇ、その上デザイナーとしての才能もあるなんてすごい人ね」
「類くんは才能だけじゃないですよ。留学を決めてから、毎日遅くまで必死に勉強していました。それに行動力もあって、何にでも挑んでいく姿は本当に尊敬します。そして有言実行してしまう所も。タイプは違いますけど、副社長と類くんはそういう性格がそっくりなんです」
「ふふっ、彼の事よく知っているのね。でも恋愛感情はないって事?」
「類くんの事は好きですけど、でも尊敬というか...。私、恋愛として人を好きになる感覚がよくわからないんです...。美雨さんや晴くんを好きな気持ちとどう違うのか...」
「そうねぇ。言葉で説明するのは難しいけど、私は晴臣に出会った時この人の為なら何でも出来るって思ったの。それに、彼の幸せを一番に考えられるしそれが私にとっても幸せ。そういう感覚になるのは初めてで...これが愛してるって事なのかな?って自分の中でふと思ったのよ」
「...私もいつかそう思える人が出来るのかな...?」
「大丈夫よ、だって絆音ちゃんはたくさんの人に愛されてきたでしょ?だから絶対に誰かを愛する事も出来るわよ!」
最寄駅で降ろしてもらい、マンションまでの間にあるスーパーで買い物をして出ると「あの...」と後ろから声をかけられた。
振り返ると、スーツを着た僅かに見覚えのある男性がスーパーの袋を待って立っている。
「あ、傘の...」
「はい、チョコレート食べてくれました?」とニコッとしているこの人は、前に電車に傘を忘れていたのを私が届け、そのお礼にとチョコレートをくれた方だ。
「はい、美味しかったです。ありがとうございました」
「良かった!そうだ、これどうぞ!そこのスーパーで買ったものですけどスイス産のチョコすごく美味しいんですよ」
「いいえ!この間も頂いてしまいましたし、そもそもお礼を頂くような事はしていませんので」
「美味しいのでぜひ食べてもらいたかったんですが...」
「私も好きです、そのチョコレート。甘さにこくがあって美味しいですよね」
「食べたことありましたか!このスーパーたまに買い物しますよね?先週は玉ねぎと人参じゃがいもやお肉を買っていましたけど、カレーでも作ったんですか?それとも肉じゃが?」
「え...?あ、時々お会いしていたんですね。気がつきませんでした」
「同じ最寄駅ですから。この辺りはスーパーもここくらいですし」
そんな話をしながら何気なく私のマンションがある方向へと歩いていた。
「あの、私はこっちですが同じ方向ですか...?」
「ああ、いえ。私は向こうです、また美味しいチョコレートがあったら教えますね。ではまた」と反対方向へと歩いて行ってしまった。
なんだか少し不思議な人だなぁ...。スーパーでも何度も会っていたのかな?全く気がつかなかった。