俺様副社長の溺愛注意報 〜秘書ときどき幼馴染のち妻〜
それから、彼のお土産のワインを飲みながらゲームを始めた。
「ふふっ、いつもは声だけなのに目の前にいるのってなんか不思議だね」
「そうだね、こうして一緒に並んでゲームをするの何年ぶりかな?」
そんな話をしながら二人で夢中になっていると、気がつけばフルボトルは空になっていた。
「ははっ、類くん酔ってるでしょ?顔赤いよ?」
「絆音ちゃんだって赤いよ!ほら、熱くなってるし」
スッと伸びてきた指に頬を撫でられ驚いていると、そのまま少し濡れた瞳でじっと見つめられ「なんか...キスしたくなっちゃった」とそっと顔を傾け近づいてくる。
その姿があまりに綺麗でつい見入ってしまったけれど...鼻先が触れるほどに彼が近づいた時、私はようやく我にかえりグッと肩を押した。
「る、類くん飲みすぎだよ。お水持ってくるね」
「待って!少しは酔ってるけど、ちゃんと正気だよ?本当はずっと...ずっと前から絆音ちゃんが好きだった。...気づいてなかった?」
「...す、好きって?私も、類くんの事好きだよ?でも、兄妹みたいなそういう...」
「ごめん、俺はそういう"好き"じゃない。一人の女性として絆音ちゃんが大切なんだ。でも...本当は分かってる、恋愛対象には入ってないって事。だけど、今日こうやって部屋に入れてくれて俺の好きな物たくさん作ってくれて、一緒に笑い合って好きなゲームしていたら...もうこれ以上の幸せなんてないんじゃないかなって思っちゃったんだ」
「...私も、すごく楽しくて幸せだったよ?だからやっぱり類くんの"好き"も、私のと同じじゃないかな...?お互いの事色々知っているし、気を遣わなくていいから楽だし、それが家族みたいな感じで楽しくて幸せって思ったんじゃない...?」
「...もしかして絆音ちゃん、まだ恋愛したことない?今まで彼氏がいた事は?」
「...ないよ」
「一度も?...はぁ、これは完全に晴くんのせいだね」
「...え?どういう事...?」
「絆音ちゃんみたいに可愛くて素直で優しい良い子がモテない訳ないでしょ?実際狙ってるやつなんて数えきれない程いたし。中学生になる前かな?晴くんに頼まれたんだよ、絆音ちゃんに近づこうとするやつは追い払えって。だから、一番手っ取り早いと思って絆音ちゃんは俺のものだって言いふらしてた。高校生までは告白された事もないよね?片っ端から俺が蹴散らしてきたから」
「...そう、だったの...?」
「そうだよ、でもちょっとやりすぎたのかな?頼まれたとはいえ、俺も途中から本当に誰にも渡したくなくなっちゃって。でも...留学する事を決めたから、あの時気持ちを伝えるのも違う気がして...。ごめんね、絆音ちゃんが恋愛出来なかったのは、俺のせいでもあるね」
「そんな...ごめんね。晴くんにそんな事頼まれていたなんて...。類くんにも迷惑かけてたのに全然知らなかった...」
「もう...本当に絆音ちゃんは良い子すぎるよ。そこは普通怒るところだよ?だって、ずっと俺の身勝手で絆音ちゃんの恋愛を邪魔していたんだから」
「でも、私がしっかりしてないから危ないことにならないように、守ってくれていたんだよね...?」
「...ねぇ、これ以上惚れさせないで?俺...今頑張って抑えてるんだから。絆音ちゃん、俺だって男だよ?」
いつも優しく笑ってくれる類くんとは違う、今までに見たことのない少し切なさを含んだ真剣な眼差しで見つめながら一歩ずつ近づいてくる。
「ふふっ、いつもは声だけなのに目の前にいるのってなんか不思議だね」
「そうだね、こうして一緒に並んでゲームをするの何年ぶりかな?」
そんな話をしながら二人で夢中になっていると、気がつけばフルボトルは空になっていた。
「ははっ、類くん酔ってるでしょ?顔赤いよ?」
「絆音ちゃんだって赤いよ!ほら、熱くなってるし」
スッと伸びてきた指に頬を撫でられ驚いていると、そのまま少し濡れた瞳でじっと見つめられ「なんか...キスしたくなっちゃった」とそっと顔を傾け近づいてくる。
その姿があまりに綺麗でつい見入ってしまったけれど...鼻先が触れるほどに彼が近づいた時、私はようやく我にかえりグッと肩を押した。
「る、類くん飲みすぎだよ。お水持ってくるね」
「待って!少しは酔ってるけど、ちゃんと正気だよ?本当はずっと...ずっと前から絆音ちゃんが好きだった。...気づいてなかった?」
「...す、好きって?私も、類くんの事好きだよ?でも、兄妹みたいなそういう...」
「ごめん、俺はそういう"好き"じゃない。一人の女性として絆音ちゃんが大切なんだ。でも...本当は分かってる、恋愛対象には入ってないって事。だけど、今日こうやって部屋に入れてくれて俺の好きな物たくさん作ってくれて、一緒に笑い合って好きなゲームしていたら...もうこれ以上の幸せなんてないんじゃないかなって思っちゃったんだ」
「...私も、すごく楽しくて幸せだったよ?だからやっぱり類くんの"好き"も、私のと同じじゃないかな...?お互いの事色々知っているし、気を遣わなくていいから楽だし、それが家族みたいな感じで楽しくて幸せって思ったんじゃない...?」
「...もしかして絆音ちゃん、まだ恋愛したことない?今まで彼氏がいた事は?」
「...ないよ」
「一度も?...はぁ、これは完全に晴くんのせいだね」
「...え?どういう事...?」
「絆音ちゃんみたいに可愛くて素直で優しい良い子がモテない訳ないでしょ?実際狙ってるやつなんて数えきれない程いたし。中学生になる前かな?晴くんに頼まれたんだよ、絆音ちゃんに近づこうとするやつは追い払えって。だから、一番手っ取り早いと思って絆音ちゃんは俺のものだって言いふらしてた。高校生までは告白された事もないよね?片っ端から俺が蹴散らしてきたから」
「...そう、だったの...?」
「そうだよ、でもちょっとやりすぎたのかな?頼まれたとはいえ、俺も途中から本当に誰にも渡したくなくなっちゃって。でも...留学する事を決めたから、あの時気持ちを伝えるのも違う気がして...。ごめんね、絆音ちゃんが恋愛出来なかったのは、俺のせいでもあるね」
「そんな...ごめんね。晴くんにそんな事頼まれていたなんて...。類くんにも迷惑かけてたのに全然知らなかった...」
「もう...本当に絆音ちゃんは良い子すぎるよ。そこは普通怒るところだよ?だって、ずっと俺の身勝手で絆音ちゃんの恋愛を邪魔していたんだから」
「でも、私がしっかりしてないから危ないことにならないように、守ってくれていたんだよね...?」
「...ねぇ、これ以上惚れさせないで?俺...今頑張って抑えてるんだから。絆音ちゃん、俺だって男だよ?」
いつも優しく笑ってくれる類くんとは違う、今までに見たことのない少し切なさを含んだ真剣な眼差しで見つめながら一歩ずつ近づいてくる。