俺様副社長の溺愛注意報 〜秘書ときどき幼馴染のち妻〜
車を降りる彼を慌てて追うと、警察の方が駆け寄ってきて簡単に経緯を説明し、玄関に置いたままになっていたチョコレートを全て渡した。
詳しい事は後日警察署に行って話をする事になり、副社長に言われるまま荷物を詰め車に戻ると、すぐにどこかへ向かって走り出す。
「あの、どちらに...?まだホテルもとっていないのですが...」
「俺の家。ホテルよりもセキュリティはしっかりしているしその方が安全だ」
「...え⁉︎そこまでご迷惑はかけられません!すぐにホテルを探すので待って下さい!」
慌ててスマホを取り出しホテルを検索しようとしたが、スッと手から抜き取られる。
「そんなずぶ濡れでホテルに行くのか?」
「で、ですが...」
「安心しろ、部屋は余ってるし自由に使っていい。フロントには二十四時間コンシェルジュが待機しているから何でも対応してくれる。カードキーがなければエレベーターにも乗れないんだからセキュリティは万全だろ?」
「そ、そうですね...。万全だとは思います...」
とんでもない事になってしまった。
副社長に助けて頂いたうえに家に泊めてもらうなんて...。
やっぱり実家に帰った方がいいかな?でも、二人は旅行中で留守だし心配をかけたくない...。
だからといって自分の部屋に一人で帰るのもやっぱり怖い...それに私のマンションも一応エントランスはオートロックだった。
あの人はどうやって入ったの...?そもそも、どうして私の部屋まで知っていたの...?
それに、副社長に"何度も送ってきて"って叫んでいた...。私が帰宅する所を何処かから見ていたの...?
考え始めるとゾッとして、衣服が濡れている寒さとはまた別の寒気に身体が震えた。
「大丈夫か?もうすぐ着くから、とにかくすぐシャワー浴びて着替えろよ」
「...本当にお邪魔していいんですか...?」
「当分は俺の目の届く範囲にいてもらうからな。危なっかしくて一人で外歩かせられない」
「すみません...」
程なくして車が止まった場所は、高層ビルの様な建物の前だった。慣れた様子で車を停めた副社長は「着いたぞ」とドアを開ける。
「ここ、ですか...?」
「とりあえずコンシェルジュには婚約者って事にしておくから」
そう言いながらホテルのように広々としたエントランスへと入って行く彼の後に続いたけれど、服も髪の毛もかなり濡れている状態。
こんな姿で入って大丈夫かな...?と思っていると、すぐにスーツを着た女性がタオルを持って近づいてくる。
「堂上様、おかえりなさいませ。よろしければこちらをお使いください」
「ありがとうございます、彼女は私の婚約者の雪原 絆音です。今後一緒に住む事になるのでよろしくお願いします」
「おかえりなさいませ、雪原様。何かございましたらお申し付けください」
「あ、ありがとうございます...」
そしてエレベーターにもカードキーをかざしてから乗り込むと、副社長が押したのは最上階...。
「絆音、覚えたか?ここにカードキーかざしてから三十階を押すんだぞ?」
「へ?...あ、はい」
詳しい事は後日警察署に行って話をする事になり、副社長に言われるまま荷物を詰め車に戻ると、すぐにどこかへ向かって走り出す。
「あの、どちらに...?まだホテルもとっていないのですが...」
「俺の家。ホテルよりもセキュリティはしっかりしているしその方が安全だ」
「...え⁉︎そこまでご迷惑はかけられません!すぐにホテルを探すので待って下さい!」
慌ててスマホを取り出しホテルを検索しようとしたが、スッと手から抜き取られる。
「そんなずぶ濡れでホテルに行くのか?」
「で、ですが...」
「安心しろ、部屋は余ってるし自由に使っていい。フロントには二十四時間コンシェルジュが待機しているから何でも対応してくれる。カードキーがなければエレベーターにも乗れないんだからセキュリティは万全だろ?」
「そ、そうですね...。万全だとは思います...」
とんでもない事になってしまった。
副社長に助けて頂いたうえに家に泊めてもらうなんて...。
やっぱり実家に帰った方がいいかな?でも、二人は旅行中で留守だし心配をかけたくない...。
だからといって自分の部屋に一人で帰るのもやっぱり怖い...それに私のマンションも一応エントランスはオートロックだった。
あの人はどうやって入ったの...?そもそも、どうして私の部屋まで知っていたの...?
それに、副社長に"何度も送ってきて"って叫んでいた...。私が帰宅する所を何処かから見ていたの...?
考え始めるとゾッとして、衣服が濡れている寒さとはまた別の寒気に身体が震えた。
「大丈夫か?もうすぐ着くから、とにかくすぐシャワー浴びて着替えろよ」
「...本当にお邪魔していいんですか...?」
「当分は俺の目の届く範囲にいてもらうからな。危なっかしくて一人で外歩かせられない」
「すみません...」
程なくして車が止まった場所は、高層ビルの様な建物の前だった。慣れた様子で車を停めた副社長は「着いたぞ」とドアを開ける。
「ここ、ですか...?」
「とりあえずコンシェルジュには婚約者って事にしておくから」
そう言いながらホテルのように広々としたエントランスへと入って行く彼の後に続いたけれど、服も髪の毛もかなり濡れている状態。
こんな姿で入って大丈夫かな...?と思っていると、すぐにスーツを着た女性がタオルを持って近づいてくる。
「堂上様、おかえりなさいませ。よろしければこちらをお使いください」
「ありがとうございます、彼女は私の婚約者の雪原 絆音です。今後一緒に住む事になるのでよろしくお願いします」
「おかえりなさいませ、雪原様。何かございましたらお申し付けください」
「あ、ありがとうございます...」
そしてエレベーターにもカードキーをかざしてから乗り込むと、副社長が押したのは最上階...。
「絆音、覚えたか?ここにカードキーかざしてから三十階を押すんだぞ?」
「へ?...あ、はい」