俺様副社長の溺愛注意報 〜秘書ときどき幼馴染のち妻〜
翔side
さっきは病院に行きたくないから寝ると言ったのだろうが、様子を見に行くと本当に眠っているようだ。
これも昔晴臣から聞いた話だが、一切わがままなど言わない絆音が唯一伯父さん達を困らせていたのは病院だったらしい。
これも事故のトラウマだとしたら可哀想だと外科医の伯父さんが家で診ていたらしいが限界があり、静かに泣きじゃくる絆音を抱えて病院に連れて行く時は胸が痛かったとよく晴臣が言っていた。
そのせいもあり、あいつは本気で小児科医を目指していたが自分が医者になる頃には絆音はもう子どもじゃないと気がつき、結局外科医を選んだ。
病院嫌いの真相は分からないままらしいが、大人になった今でも変わらず苦手なようだ。
それから、幸い熱はそれ以上高くなる事はなく、風邪の様な症状もないまま日曜日には回復した。
ストレスで高熱が出る場合もあるらしいし、今回はそれだったのかもしれないな...。
その後、しばらくは様子を気にしていたがいつも通りにしっかりと仕事をこなし、料理がしたいと言うのでネットスーパーで食材を注文すると晩御飯を作ってくれていた。
俺も同じ時間に帰るようにしているが、やはり残業や会食の予定が入っている日もある。
まだ一人で外を歩かせるのは俺が不安だった為、一緒に帰れない時はタクシーを使わせていた。
そして週末には、絆音のマンションへ行き着替えや生活用品、調味料などをカバンに詰めていた。
その後不動産屋に行くと言うので着いて行き、いくつか紹介してもらったがセキュリティの面で心配な所ばかりで俺が全て却下した。
「今度知り合いの不動産屋にも聞いておくから。とりあえず今日はもう帰ろう」
「...あの、私が払える所でお願いします。多分、副社長が求めるセキュリティだととても私には...」
「お前の給料ならもっとしっかりした所に住めるだろう?よくあのマンションに住むこと晴臣が許したな」
「相談しなかったので後から色々と言われていました...。確かに充分なお給料は頂いていますが、将来の為にある程度貯蓄を増やしておきたいので...」
「将来って?何かやりたい事あるのか?」
「いえ、老後といいますか...。何かあった時の為にもなるべく貯金をしておこうと...」
「...なるほど。真面目なお前らしい考えだとは思うが、まずは安全な所に住む事が第一優先じゃないのか?」
「そうですね...もう少し探してみます」
老後って...。今からそんな先の事まで考えているのか。というか、まるで一人で生きていく事を決めたような言い方だな...。
さっきは病院に行きたくないから寝ると言ったのだろうが、様子を見に行くと本当に眠っているようだ。
これも昔晴臣から聞いた話だが、一切わがままなど言わない絆音が唯一伯父さん達を困らせていたのは病院だったらしい。
これも事故のトラウマだとしたら可哀想だと外科医の伯父さんが家で診ていたらしいが限界があり、静かに泣きじゃくる絆音を抱えて病院に連れて行く時は胸が痛かったとよく晴臣が言っていた。
そのせいもあり、あいつは本気で小児科医を目指していたが自分が医者になる頃には絆音はもう子どもじゃないと気がつき、結局外科医を選んだ。
病院嫌いの真相は分からないままらしいが、大人になった今でも変わらず苦手なようだ。
それから、幸い熱はそれ以上高くなる事はなく、風邪の様な症状もないまま日曜日には回復した。
ストレスで高熱が出る場合もあるらしいし、今回はそれだったのかもしれないな...。
その後、しばらくは様子を気にしていたがいつも通りにしっかりと仕事をこなし、料理がしたいと言うのでネットスーパーで食材を注文すると晩御飯を作ってくれていた。
俺も同じ時間に帰るようにしているが、やはり残業や会食の予定が入っている日もある。
まだ一人で外を歩かせるのは俺が不安だった為、一緒に帰れない時はタクシーを使わせていた。
そして週末には、絆音のマンションへ行き着替えや生活用品、調味料などをカバンに詰めていた。
その後不動産屋に行くと言うので着いて行き、いくつか紹介してもらったがセキュリティの面で心配な所ばかりで俺が全て却下した。
「今度知り合いの不動産屋にも聞いておくから。とりあえず今日はもう帰ろう」
「...あの、私が払える所でお願いします。多分、副社長が求めるセキュリティだととても私には...」
「お前の給料ならもっとしっかりした所に住めるだろう?よくあのマンションに住むこと晴臣が許したな」
「相談しなかったので後から色々と言われていました...。確かに充分なお給料は頂いていますが、将来の為にある程度貯蓄を増やしておきたいので...」
「将来って?何かやりたい事あるのか?」
「いえ、老後といいますか...。何かあった時の為にもなるべく貯金をしておこうと...」
「...なるほど。真面目なお前らしい考えだとは思うが、まずは安全な所に住む事が第一優先じゃないのか?」
「そうですね...もう少し探してみます」
老後って...。今からそんな先の事まで考えているのか。というか、まるで一人で生きていく事を決めたような言い方だな...。