俺様副社長の溺愛注意報 〜秘書ときどき幼馴染のち妻〜
翔side
家に帰り持ってきた荷物の中から調味料やキッチン道具を出すと、絆音はさっそく料理を始めた。
「何作るんだ?たくさん調味料並べて」
「これはスパイスなんです。カレーを作ろうと思っているんですが、どういうのが好きですか?」
「へぇ、本格的だな。俺は...辛いのが好きだな」
「じゃあ少し辛めに作りますね」
そう言って手際よく料理をする姿をぼんやり眺めていた。
次第に良い香りが立ち込め、綺麗に盛り付けられた料理を運び一緒に手を合わせる。
「いただきます」
「どうぞ、お口に合うか分かりませんが...」
さっそくカレーを一口食べると、様々なスパイスの香りを感じ最後にピリッと辛さがきて本格的な味だった。
「美味い...レストランで出されても違和感ないくらい美味いよ」
「ふふっ、良かったです。辛さが足りなければこれ足してください」
「ちょうどいいよ、俺の好みにピッタリだ」
その美味しさに夢中で食べていると「あの...」と伺うように声をかけてくる絆音。
「ん?」
「今さらで申し訳ないのですが、本当に私がここにいてもいいんですか...?その、彼女さん、とか...」
「ああ、いないから気にしなくていいよ。いつまで居たって俺は構わない、こうやって美味しいご飯作ってもらってるし」
「じゃあ、このお皿は使っても大丈夫でしたか...?その、全てペアで揃えられていたので...」
「ふっ、母さんだよ。この家に引っ越した時に、いつか使うでしょ?ってペアの食器や調理道具一式置いて行ったんだよ。まぁこの家にはお前と母さん以外の異性は入れたことないけどな」
「そ、そうだったんですね。良かったです」とホッとしたような顔をする。
「お前の方こそ...どうなってるんだよ?あれから類とは」
「え?類くん...ですか?」
「あの日、ホテルで食事したんだろう?」
「はい、レストランで食事をしてからお部屋でお酒を飲んで...」
「は?部屋?まさかお前...俺があれだけ気をつけろって話をしたのに、のこのこ部屋まで行ったのか⁈」
「あ、えっと...る、類くんに見せたい物があるからって言われて、それで...」
「どんな口実だろうと自分から部屋について行くなんて...喰われても文句言えねぇぞ⁈」
「な、何もありませんよ!類くんにデザイン画を見せてもらって、それで、お酒を飲んで話をして...」
「ちゃんと送ってもらったんだろうな?」
「...はい」
「本当か?」
「送ってもらいました。...朝に」
「はぁ?泊まったのか⁈」
「つ、つい飲み過ぎてしまって、その、眠ってしまったみたいで...気がついたら朝で...」
「はぁー、危機感がないにも程があるだろ...」
「で、でもやっぱり類くんなので...。類くんの事は好きですけど、やっぱりそうゆう関係じゃなくて、これからもずっと今までのままが良いなって...」
「...それ、類にも言ったのか?」
「いえ、それとなくは伝えていますが、はっきりとはまだ...」
押しに弱い絆音の事だからもっと揺れているのかと思ったが、意外とハッキリ気持ちは決まっているんだな。
類には悪いが、少しほっとしている自分がいる。あいつは自分の夢を叶えるのに忙しいし、絆音のそばにいる時間も短い。何かあっても守ってやれないと思うから。
やっぱり今は仕事中でもそばにいてやれるし、ここ数年近くで見てきて絆音のこともよく分かっている俺しか守ってやれるやつはいないな。
家に帰り持ってきた荷物の中から調味料やキッチン道具を出すと、絆音はさっそく料理を始めた。
「何作るんだ?たくさん調味料並べて」
「これはスパイスなんです。カレーを作ろうと思っているんですが、どういうのが好きですか?」
「へぇ、本格的だな。俺は...辛いのが好きだな」
「じゃあ少し辛めに作りますね」
そう言って手際よく料理をする姿をぼんやり眺めていた。
次第に良い香りが立ち込め、綺麗に盛り付けられた料理を運び一緒に手を合わせる。
「いただきます」
「どうぞ、お口に合うか分かりませんが...」
さっそくカレーを一口食べると、様々なスパイスの香りを感じ最後にピリッと辛さがきて本格的な味だった。
「美味い...レストランで出されても違和感ないくらい美味いよ」
「ふふっ、良かったです。辛さが足りなければこれ足してください」
「ちょうどいいよ、俺の好みにピッタリだ」
その美味しさに夢中で食べていると「あの...」と伺うように声をかけてくる絆音。
「ん?」
「今さらで申し訳ないのですが、本当に私がここにいてもいいんですか...?その、彼女さん、とか...」
「ああ、いないから気にしなくていいよ。いつまで居たって俺は構わない、こうやって美味しいご飯作ってもらってるし」
「じゃあ、このお皿は使っても大丈夫でしたか...?その、全てペアで揃えられていたので...」
「ふっ、母さんだよ。この家に引っ越した時に、いつか使うでしょ?ってペアの食器や調理道具一式置いて行ったんだよ。まぁこの家にはお前と母さん以外の異性は入れたことないけどな」
「そ、そうだったんですね。良かったです」とホッとしたような顔をする。
「お前の方こそ...どうなってるんだよ?あれから類とは」
「え?類くん...ですか?」
「あの日、ホテルで食事したんだろう?」
「はい、レストランで食事をしてからお部屋でお酒を飲んで...」
「は?部屋?まさかお前...俺があれだけ気をつけろって話をしたのに、のこのこ部屋まで行ったのか⁈」
「あ、えっと...る、類くんに見せたい物があるからって言われて、それで...」
「どんな口実だろうと自分から部屋について行くなんて...喰われても文句言えねぇぞ⁈」
「な、何もありませんよ!類くんにデザイン画を見せてもらって、それで、お酒を飲んで話をして...」
「ちゃんと送ってもらったんだろうな?」
「...はい」
「本当か?」
「送ってもらいました。...朝に」
「はぁ?泊まったのか⁈」
「つ、つい飲み過ぎてしまって、その、眠ってしまったみたいで...気がついたら朝で...」
「はぁー、危機感がないにも程があるだろ...」
「で、でもやっぱり類くんなので...。類くんの事は好きですけど、やっぱりそうゆう関係じゃなくて、これからもずっと今までのままが良いなって...」
「...それ、類にも言ったのか?」
「いえ、それとなくは伝えていますが、はっきりとはまだ...」
押しに弱い絆音の事だからもっと揺れているのかと思ったが、意外とハッキリ気持ちは決まっているんだな。
類には悪いが、少しほっとしている自分がいる。あいつは自分の夢を叶えるのに忙しいし、絆音のそばにいる時間も短い。何かあっても守ってやれないと思うから。
やっぱり今は仕事中でもそばにいてやれるし、ここ数年近くで見てきて絆音のこともよく分かっている俺しか守ってやれるやつはいないな。