俺様副社長の溺愛注意報 〜秘書ときどき幼馴染のち妻〜
翔side
それから二日経ち、俺は着替えに帰る以外はずっと病室で過ごし会社にも行かず彼女のそばで仕事をしている。絆音は改めてMRIなど詳しく検査もしたが、脳に異常は見られないと柊哉が説明してくれた。
山内に聞いた話では、水川はもちろんすぐに解雇となりその後警察に出頭させたそう。
そして、この事実を絆音に隠し続けることは不可能だろうと判断して、伯父さんと伯母さんにも今回の件を説明し改めて謝罪した。
初めは二人とも絶句していたが、とりあえず犯人が判明したことに少し安堵した様子だった。
そしてその日の夜遅く、シャワーを浴びてからまた病室へと戻り絆音の右手を握った時...
彼女の指が、ぴくっと微かに動いた気がした。
もしかして...そう思い何度も名前を呼んでいると、今度は微かに瞼が動いた。
今が夜中だという事も忘れ必死に大声で名前を呼び続けると、眠り姫は三日ぶりにゆっくりと目を開いた。
ぼんやりと焦点があっていない様子の瞳に映るように覗き込めば、何度か瞬きを繰り返した後、掠れ声ではあるがはっきりと「副社長」と俺を呼んでくれた。
「絆音...」
待ち侘びた瞬間に思わず涙腺が緩み、込み上げてくる感情を抑えることが出来ない。
気づけば俺は、彼女が元気になってから伝えようと思っていた言葉を口にしていた。
「絆音、俺と結婚してくれ」
「......へ?」
まだぼんやりとした表情で俺を見つめる姿に愛おしさが込み上げ、そっと頬を撫でて優しく抱きしめる。
「...あの?」
まだ混乱している様子だが、とにかく目が覚めた事を伝えるためナースコールを押した。
「絆音、大丈夫だ。ずっと俺がついているから。怖くないからな?」
落ち着かせるように頭を優しく撫でれば、不思議そうにじっと俺を見つめている。
すぐに駆けつけた医師や看護師の姿をみてビクッと肩を揺らし身体を動かそうとしていたが、痛みからか顔を顰め繋いだままだった俺の手をぎゅっと強く握った。
その手を撫で「大丈夫」と再度伝えると、強張った様子はありながらも大人しく診察を受け質問にも答えていた。
概ね問題はないようだったが、少し記憶は混乱しているようでパーティー当日の事はあまり覚えていない様子。そして、自分が三日以上眠り続けていた事にひどく驚いていた。
「私、三日も、ずっと...?」
「ああ、ずっと眠り続けていたんだよ。でも良かった、目が覚めて。本当に...良かった」
「副社長...。えっと、今は...?」
まだ状況を掴めていない様子の彼女に説明していたが、次第に顔を顰め瞳も潤んでくる。
「どうした?」
「い、痛い...脚が...」
どうやら意識がはっきりしてきたことに比例して痛みも強く感じるようになってしまったらしく、再びナースコールを押して鎮痛剤を入れてもらった。
しばらく頭を撫でていると、うとうととし始めゆっくりと目を閉じる。
その姿に、またしばらく起きないのではないかと不安がよぎったが、その寝顔はさっきまでとは違い穏やかだった。
痛みから解放された様子に俺も安堵すると、途端に眠気が襲ってくる。少し仮眠をとろうと思い、絆音の手を握ったまま目を閉じた。
それから二日経ち、俺は着替えに帰る以外はずっと病室で過ごし会社にも行かず彼女のそばで仕事をしている。絆音は改めてMRIなど詳しく検査もしたが、脳に異常は見られないと柊哉が説明してくれた。
山内に聞いた話では、水川はもちろんすぐに解雇となりその後警察に出頭させたそう。
そして、この事実を絆音に隠し続けることは不可能だろうと判断して、伯父さんと伯母さんにも今回の件を説明し改めて謝罪した。
初めは二人とも絶句していたが、とりあえず犯人が判明したことに少し安堵した様子だった。
そしてその日の夜遅く、シャワーを浴びてからまた病室へと戻り絆音の右手を握った時...
彼女の指が、ぴくっと微かに動いた気がした。
もしかして...そう思い何度も名前を呼んでいると、今度は微かに瞼が動いた。
今が夜中だという事も忘れ必死に大声で名前を呼び続けると、眠り姫は三日ぶりにゆっくりと目を開いた。
ぼんやりと焦点があっていない様子の瞳に映るように覗き込めば、何度か瞬きを繰り返した後、掠れ声ではあるがはっきりと「副社長」と俺を呼んでくれた。
「絆音...」
待ち侘びた瞬間に思わず涙腺が緩み、込み上げてくる感情を抑えることが出来ない。
気づけば俺は、彼女が元気になってから伝えようと思っていた言葉を口にしていた。
「絆音、俺と結婚してくれ」
「......へ?」
まだぼんやりとした表情で俺を見つめる姿に愛おしさが込み上げ、そっと頬を撫でて優しく抱きしめる。
「...あの?」
まだ混乱している様子だが、とにかく目が覚めた事を伝えるためナースコールを押した。
「絆音、大丈夫だ。ずっと俺がついているから。怖くないからな?」
落ち着かせるように頭を優しく撫でれば、不思議そうにじっと俺を見つめている。
すぐに駆けつけた医師や看護師の姿をみてビクッと肩を揺らし身体を動かそうとしていたが、痛みからか顔を顰め繋いだままだった俺の手をぎゅっと強く握った。
その手を撫で「大丈夫」と再度伝えると、強張った様子はありながらも大人しく診察を受け質問にも答えていた。
概ね問題はないようだったが、少し記憶は混乱しているようでパーティー当日の事はあまり覚えていない様子。そして、自分が三日以上眠り続けていた事にひどく驚いていた。
「私、三日も、ずっと...?」
「ああ、ずっと眠り続けていたんだよ。でも良かった、目が覚めて。本当に...良かった」
「副社長...。えっと、今は...?」
まだ状況を掴めていない様子の彼女に説明していたが、次第に顔を顰め瞳も潤んでくる。
「どうした?」
「い、痛い...脚が...」
どうやら意識がはっきりしてきたことに比例して痛みも強く感じるようになってしまったらしく、再びナースコールを押して鎮痛剤を入れてもらった。
しばらく頭を撫でていると、うとうととし始めゆっくりと目を閉じる。
その姿に、またしばらく起きないのではないかと不安がよぎったが、その寝顔はさっきまでとは違い穏やかだった。
痛みから解放された様子に俺も安堵すると、途端に眠気が襲ってくる。少し仮眠をとろうと思い、絆音の手を握ったまま目を閉じた。