俺様副社長の溺愛注意報 〜秘書ときどき幼馴染のち妻〜
その数日後、無事に退院の許可がおり実家に帰ることが出来た。まだリハビリは長くなりそうだけど、やっと心が落ち着いた気分。
入院している間に季節は進み、外はすっかり秋らしい涼しい風が吹くようになっていた。
松葉杖の練習も兼ねて少しお庭に出たり、病院へリハビリに通う毎日を過ごし昼間は少し仕事の手伝いをしている。
そして、毎日ではなくなったけれど退院してからも副社長は頻繁に顔を出してくれる。調子はどうとか仕事の話とかを十数分ほどしてすぐに帰られるけれど、気づけば彼が来てくれる日を楽しみにしている自分がいた。
しばらくそんな日々を過ごし、やっと一人で歩けるようになってきた頃。
そろそろ仕事復帰も考え、副社長に相談していたけれど「もう少し休んだほうがいいんじゃないか?」と言われてしまう。
「...やっぱり、私はもう副社長の秘書として働くことは出来ませんか...?」
「お前を手放すつもりはないよ、だから焦らなくていい。まぁ、復帰してもしばらくは座って出来る作業が中心になるだろうからアシスタント業務になると思う。外出の時は違うやつに同行してもらうから」
「それでも構いません。今よりは出来ることも多くなると思いますし、足が治ったらまた前のようにお仕事させてもらえますか...?」
「絆音、焦らなくていいって言っただろ?やっと少し歩けるようになった所で無理したら、また悪化するかもしれない」
「...でも少しでも役に立ちたいんです。私に出来る事はやりたいです...」
「...わかったよ。でも、そのかわり条件がある」
「...条件?」
「行き帰りは俺が送る。会社では今までやっていた雑務は任せてなるべく座っている事、絶対に階段は使わない事、一人で出歩かない事、調子が良くない時は休む事、俺が帰れと言ったら帰る事、リハビリにもちゃんと通う事。守れるか?」
「...は、はい」
「一つでも守れないなら復帰は年明け以降にする」
「わ、分かりました!守ります」
「じゃあ山内にもそう伝えておく。あと、土曜日は予定あるか?」
「えっと、午前中にリハビリがあるくらいです」
「じゃあそれ以外は空けておいてくれ」
「...分かりました」
入院している間に季節は進み、外はすっかり秋らしい涼しい風が吹くようになっていた。
松葉杖の練習も兼ねて少しお庭に出たり、病院へリハビリに通う毎日を過ごし昼間は少し仕事の手伝いをしている。
そして、毎日ではなくなったけれど退院してからも副社長は頻繁に顔を出してくれる。調子はどうとか仕事の話とかを十数分ほどしてすぐに帰られるけれど、気づけば彼が来てくれる日を楽しみにしている自分がいた。
しばらくそんな日々を過ごし、やっと一人で歩けるようになってきた頃。
そろそろ仕事復帰も考え、副社長に相談していたけれど「もう少し休んだほうがいいんじゃないか?」と言われてしまう。
「...やっぱり、私はもう副社長の秘書として働くことは出来ませんか...?」
「お前を手放すつもりはないよ、だから焦らなくていい。まぁ、復帰してもしばらくは座って出来る作業が中心になるだろうからアシスタント業務になると思う。外出の時は違うやつに同行してもらうから」
「それでも構いません。今よりは出来ることも多くなると思いますし、足が治ったらまた前のようにお仕事させてもらえますか...?」
「絆音、焦らなくていいって言っただろ?やっと少し歩けるようになった所で無理したら、また悪化するかもしれない」
「...でも少しでも役に立ちたいんです。私に出来る事はやりたいです...」
「...わかったよ。でも、そのかわり条件がある」
「...条件?」
「行き帰りは俺が送る。会社では今までやっていた雑務は任せてなるべく座っている事、絶対に階段は使わない事、一人で出歩かない事、調子が良くない時は休む事、俺が帰れと言ったら帰る事、リハビリにもちゃんと通う事。守れるか?」
「...は、はい」
「一つでも守れないなら復帰は年明け以降にする」
「わ、分かりました!守ります」
「じゃあ山内にもそう伝えておく。あと、土曜日は予定あるか?」
「えっと、午前中にリハビリがあるくらいです」
「じゃあそれ以外は空けておいてくれ」
「...分かりました」