堅物弁護士が占い好きな私に恋を教えてくれました
「今、私もまったく同じことを考えてました」

 以心伝心とはこのことだ。
 彼と心の奥深くまで繋がれた気がして、うれしさが込み上げてくる。

「近い将来、叶うかもしれないよな」
「え?」
「一緒に暮らすとか……同じ名字になるとか?」
「そ、それって……」
 
 意味深な言葉にドキドキして視線を逸らせた私に、彼はやさしく髪をなでて額にキスをする。

「期待しててよ」

 整った顔で妖艶に微笑む彼にそう言われたら、私は胸をときめかせてうなずくしかない。

 亜蘭さんは真面目で誠実だから、不確かなことは口にしない。
 だからきっと、今のは冗談ではなく彼の望みそのものだ。

「楽しみにしていますね」

 彼のそばにいられるだけで幸せだけれど。
 その先にもっと極上の幸せがあるのなら、手を伸ばしてみたい。

 心から好きになった、運命の彼と一緒に――――


――――END.

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