堅物弁護士が占い好きな私に恋を教えてくれました
「もしも静珂を泣かせたら、いくらお前でも本気で怒るからな?」
「こわっ! 肝に銘じとくよ」
突然下の名前で呼ばれて胸が高鳴った。不意打ちは心臓に悪い。
「でも今話してて、茅田さんがどれだけお前を好きかわかったよ。お願いですから羽瀬川先生を傷つけて苦しめるようなことはしないでください! って」
「副社長! それ以上は!」
「あ、先生は真面目で誠実で本当に素敵~だったっけ?」
両手を前に突き出してストップのジェスチャーをしたけれど、見事に暴露されてしまった。
どうしよう……恥ずかしくて隣にいる彼の顔が見られない。
「いったいふたりでどんな話をしてたんだか」
頭上から彼のあきれ声が聞こえた。対面にいる副社長はしてやったりとばかりに子どものような笑みを浮かべている。
「邪魔者の俺はそろそろ消えるよ。今夜もふたりで仲よくやってくれ」
「変な言い方するな」
上機嫌で去っていく副社長の後姿をふたりで見送る。
彼は慣れているのかもしれないが、私にとっては嵐のような出来事だった。
「こわっ! 肝に銘じとくよ」
突然下の名前で呼ばれて胸が高鳴った。不意打ちは心臓に悪い。
「でも今話してて、茅田さんがどれだけお前を好きかわかったよ。お願いですから羽瀬川先生を傷つけて苦しめるようなことはしないでください! って」
「副社長! それ以上は!」
「あ、先生は真面目で誠実で本当に素敵~だったっけ?」
両手を前に突き出してストップのジェスチャーをしたけれど、見事に暴露されてしまった。
どうしよう……恥ずかしくて隣にいる彼の顔が見られない。
「いったいふたりでどんな話をしてたんだか」
頭上から彼のあきれ声が聞こえた。対面にいる副社長はしてやったりとばかりに子どものような笑みを浮かべている。
「邪魔者の俺はそろそろ消えるよ。今夜もふたりで仲よくやってくれ」
「変な言い方するな」
上機嫌で去っていく副社長の後姿をふたりで見送る。
彼は慣れているのかもしれないが、私にとっては嵐のような出来事だった。