彼と別れた瞬間、チャラいドクターからの求愛が止まりません
最後にしたいです
『俺、吉岡さんには、冗談言わないよ』
あれから1週間が経ち、私はいつも通り仕事をしている、つもり。
でも、瀬名先生のことは避けるようになった。
元々、私のいる一般内科には、脳外(脳神経外科)の患者さんがたまに入ってくることがあるから、その時に関わるか関わらないかくらいの距離だった。
あのデートをしてから、また誘ってもいいような返事をしたけれど、やっぱり、瀬名先生にこれ以上近づくのはよくない気がして、距離をとることに決めた。
幸い、あの廊下で『嫉妬』発言を聞いてから、瀬名先生から連絡は来ていなかった。
先生も忙しいだろうし、これでよかったんだと安堵しているところ。
『冗談言わない』と言われても、今までの噂の数々からやっぱり素直に受け入れることができなかった。
でも、デートの時の先生の態度、真剣な目には嘘がない気がして、本当はチャラくないんじゃないかとか、、、変に期待をしてしまっている自分もいて。
この間、元彼と別れたばかりなのに、私は何をやってもいるんだろうと、自己嫌悪に陥った。
だから、ホテルでのお礼としてのデートは終了したし、今までの関係に戻るだけ。それだけ。
そう、自分に言い聞かせている。