彼と別れた瞬間、チャラいドクターからの求愛が止まりません
時間を確認するため、バッグからスマホを取り出すとメッセージが数件きていた。
お母さん、恵理ちゃん、ショップからの告知、そして、最新のメッセージには瀬名先生の名前があった。
その名前を見た瞬間、ドクンドクンと心臓が大きく脈を打ち始める。
戸惑う指で、そのメッセージをタップした。
「お疲れ様。今日の夜、予定ある?」
開いてしまった。既読にしてしまった。
どうしよう……
数分返信に悩み、私はまだ自分のロッカーの前で立ち尽くしたまま。
他のスタッフが次々に着替えを済ませて「おつかれさまでーす」と帰っていく。
ふぅと息を吐いて、画面に指を滑らせる。
「お疲れ様です。すみません、今日は予定があります」