社長とは恋愛しません!
でも、拒否する事なんてできない。

近づいてくる柚季君の唇に、自分の唇を合わせていく、この感覚が好き。

「ん……」

柔らかい。柚季君の唇。

癖になりそう。


その時だった。

「そう言えば柚季!相手は誰なの!?」

再び、社長室のドアを開いて、花音ちゃん登場。

「えっ?」

「えっと……」

戸惑ったのは私だけで、柚季君は堂々としている。

「まさか……」

「そのまさか。俺の大切な人は、ここにいる景子さんだよ。」

あからさまに、ショックを受けている花音ちゃん。

そうだよね。まさか、私とはね。

自分でも、驚いているくらいだもん。


「こんな……オバサンに……柚季が……」

「オバサンって!」

石坂花音。思ったよりも失礼な人です。
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