社長とは恋愛しません!
柚季君をチラッと見る。

柚季君の表情は、変わっていない。

余計に、恥ずかしいんですけど~!


すると柚季君は、小悪魔な表情に変わって、私を壁に追い込んだ。

「へえ。」

耳元で、壁からドンッという音がする。

こ、これが!噂の壁ドンか!?

「景子さんは、結婚に疎い方だと思っていたけど、違ったんだ。」

「疎いって!どんな意味よ。」

「いつかは結婚するだろうと思っていたら、30を過ぎていたとか。私と結婚したいと言ってくれる人が、きっと現れるわとか。」

「うっ!」

思っていた。確かに思っていた。

だが!

思って何が悪い!?

皆、そう思っているのは!?


「はっ!」

そして私は何かに、気づいた。

結婚している人は、いつかではなく、今結婚を考えているのだ!
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