社長とは恋愛しません!
そして、誰かがではなく、絶対この人と結婚してやると、決意しているのだ!

そこが、私との違い?

「うわー!」

だから私は、30を過ぎても独身なのか。

花音ちゃんにオバサン扱いされたよりも、こっちの方がショック!


「でも、そんな考えも無くなったんじゃない?」

「えっ?」

どうして、私でさえ分からないような事を、柚季君が知っているの?

私はジーっと、柚季君を見つめた。

「そんなに見つめられたら、困るよ。」

おっと、柚季君の照れくさそうな表情。

国宝級に珍しい。

「結婚かぁ。全然考えていなかったけれど。」

「そうだよね。」

まだ25歳だもん。それに、これだけモテれば、一人の女に縛られる事は嫌だよね。

「景子さんとだったら、考えてもいいかな。」

「えっ……」

そしてだんだん、柚季君の顔が近づいてくる。

もう少しで、唇が重なりそう。
< 130 / 295 >

この作品をシェア

pagetop