キミの隣は特別席
「あら、松堂くん。お久しぶりね。
あの、優一くん家にいつ帰って来るのですか?」
抱きついたまま話だした。
樹のこと無視かよ!?あ~鬱陶しい…
「答えて欲しいなら離れろ。」
灘崎は素直に俺の言うことを聞いた。
「最低でも高校3年間と大学を卒業しないと帰らない。」
あんまり帰る気もないけど…
「それから、灘崎がここに来たのは、婚約の件だろ?それなら断ったけど。」
灘崎は下唇を噛んだ。
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