キミの隣は特別席
始まってすぐ、相川さんに宣伝頼むと言われ、絢と廊下を歩き中。

「あの子達すげー綺麗じゃね?」

「うわ!!」

こそこそと話す声がする。



「絢!?」

絢が腕を引っ張られて止まった。

「涼ちゃん!?」

腕を引っ張たのは涼先だった。

「絢、傷は?」

化粧で消したのに気がついていない。

「あっ…化粧で消したの。」

「そっか…治ったのかと思った。」

涼先は苦笑いをした。

「涼ちゃんは見回り?」

「あぁ…」

「じゃーね?」

「頑張れよ!」

涼先は歩いて行ってしまった。


「褒めてくれなかったな…」

絢がため息をついて行った。

「絢…」

好きな人に褒めて欲しいよね…







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