キミの隣は特別席
-翌日-
藤本さんに言われた通り、放課後会社に行った。
「遅い。」
ドアを開けた途端、藤本さんの不機嫌な声がした。
これでも急いで来たんだけど…
社長室なのに社長席に誰も座っていなかった。兄貴がどっか行ったってことだ。藤本さんは社長の席の前にあるソファーにどかっと偉そうに座っていた。
「はいよ。この中に一番新しいデータが入ってる。」
藤本さんからメモリースティックを受け取った。お礼を言うと、藤本さんは2枚の紙を出した。
「優輝からの手紙と……まぁ、見ろ。裏にパスワード書いてあるからなくすなよ?」
紙の裏を見ると数字と英字が並んでいた。表には灘崎の家と会社に関することが書かれている。
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