月とスッポン 一生に一度と言わず
私の企みを悟ったかのように、肩に手を置く大河のドヤ顔。イラつく。
「わかってます。わかっててやってます」
大河の手を払いのける。
「そこに眠っている3種の神器の一つ、八咫鏡に想いを馳せるというロマンです」
「《3種の神器。
天照大神が天磐戸に閉じこもった際、神々のひとりであるオモイカネの発案にしたがい、イシコリドメが天香山から採掘した鉱物を使って、造られたとされてます。
こうして誕生したのが八咫鏡で、現在、天皇家に伝わっている三種の神器のひとつです。
本物はここ伊勢神宮に、神鏡を見ようとして、“目が眩んだ”“鼻血が止まらなくなった”あるいは“心身虚脱状態になった”という話があるぐらいですから。
本体は、天皇ですらみる事を許されていない鏡。確かにロマンですね》」
いや、ごめん。そこまで深く考えていない。
正宮での挨拶を終え、後ろ髪を引かれる思いで、緩やかな石段を降りていく。
「《八咫鏡、天叢雲剣、八坂瓊勾玉が3種の神器です。
八咫鏡と八坂瓊勾玉は、天照大御神が天の岩屋にお隠れになった際、岩屋の外にお出ましいただくための祭りに用いられたもの、
天叢雲剣は、素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した折、大蛇の尾から出てきたものとされています。
現在も三種の神器は皇居に鎮座していますが、本体は八尺瓊勾玉のみで、草薙剣と八咫鏡は“写し”と“分身”だそうです》」
「つまり偽物って事?」
「わかってます。わかっててやってます」
大河の手を払いのける。
「そこに眠っている3種の神器の一つ、八咫鏡に想いを馳せるというロマンです」
「《3種の神器。
天照大神が天磐戸に閉じこもった際、神々のひとりであるオモイカネの発案にしたがい、イシコリドメが天香山から採掘した鉱物を使って、造られたとされてます。
こうして誕生したのが八咫鏡で、現在、天皇家に伝わっている三種の神器のひとつです。
本物はここ伊勢神宮に、神鏡を見ようとして、“目が眩んだ”“鼻血が止まらなくなった”あるいは“心身虚脱状態になった”という話があるぐらいですから。
本体は、天皇ですらみる事を許されていない鏡。確かにロマンですね》」
いや、ごめん。そこまで深く考えていない。
正宮での挨拶を終え、後ろ髪を引かれる思いで、緩やかな石段を降りていく。
「《八咫鏡、天叢雲剣、八坂瓊勾玉が3種の神器です。
八咫鏡と八坂瓊勾玉は、天照大御神が天の岩屋にお隠れになった際、岩屋の外にお出ましいただくための祭りに用いられたもの、
天叢雲剣は、素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した折、大蛇の尾から出てきたものとされています。
現在も三種の神器は皇居に鎮座していますが、本体は八尺瓊勾玉のみで、草薙剣と八咫鏡は“写し”と“分身”だそうです》」
「つまり偽物って事?」