結婚したくない二人の話~完璧イケオジエリートは、実は独占欲強めなケダモノでした~
東梧さんも、緊張してる?
泣いているみたいに見える。潤んだ瞳が綺麗でとても眩しそうにしていて、可愛いなと思った。やっぱり大好きだな。会うたびにそう思う。
祭壇の手前、彼が立っている場所は他よりも天井が高くなっているから、より一層明るかった。
ゆっくり歩いてやっと到着する。一呼吸置いて見上げたら、東梧さんは穏やかに笑っていた。
「あなたが僕の元へ来てくれて嬉しいです」
「お待たせしました!」
前に向かって歩き始める。ここからは一人じゃなくて二人で。
繋いだ手がお互いの体温で温まっていく。胸がいっぱいになるようなこの感情に名前を付けるなら「幸せ」しかないだろうなと思う。
私はとても幸せだ。
おしまい
お読みくださって、ありがとうございました🍀

