結婚したくない二人の話~完璧イケオジエリートは、実は独占欲強めなケダモノでした~
【コミカライズ御礼小話】 はじまりの夜
めちゃコミ様にてコミカライズ連載開始しています
皆様のおかげです。ありがとうございます!
八木沢さん視点のSSです。時系列は本編終了直後。可愛い可愛いいってるだけ
_____________
結婚式がはじまり、柔らかな光の中、和咲さんは独りでバージンロードを歩いてきた。
彼女の手を取ったとき、僕は「必ず守ろう」と心に誓った。
もう二度と、彼女がひとりきりで悲しむことのないように。
披露宴は僕の希望で余興の時間は無しにしてもらい、親族や招待客と話をする時間を多めに確保した。料理は楽しんでもらいたかったので、最上級のコースを選んだ。デザートビュッフェも好評で、参列者から「いい式だった」と言ってもらえて、肩の荷が下りた気がした。
純白のドレスに身を包んだ和咲さんはこの上なく美しかった。
誰にも見せずに閉じ込めたほうがいいのでは……という思いが強くなったが、今日ばかりは仕方ない。
二次会の会場へと移動する際、タクシーから降りた和咲さんがふらついたので慌てて抱き留めた。いつもより、体が熱い。
「和咲さん、大丈夫ですか?」
「ヒールが高くて、足が疲れたみたいです」
そう言って静かに笑う。その笑顔はいつも通りだ。
二次会への出席を取りやめようと提案したが、彼女は「披露宴では何も食べられなかったから、ご飯が楽しみなので行きましょう!」と、むしろ僕の腕を引っ張って会場に向かった。
あまり騒ぐのも彼女の本意ではないだろうと思ったが、なんとなく様子がおかしい。
体調が気になったので三次会は断ったが、ようやく帰宅した頃にはすでに深夜近くになっていた。
皆様のおかげです。ありがとうございます!
八木沢さん視点のSSです。時系列は本編終了直後。可愛い可愛いいってるだけ
_____________
結婚式がはじまり、柔らかな光の中、和咲さんは独りでバージンロードを歩いてきた。
彼女の手を取ったとき、僕は「必ず守ろう」と心に誓った。
もう二度と、彼女がひとりきりで悲しむことのないように。
披露宴は僕の希望で余興の時間は無しにしてもらい、親族や招待客と話をする時間を多めに確保した。料理は楽しんでもらいたかったので、最上級のコースを選んだ。デザートビュッフェも好評で、参列者から「いい式だった」と言ってもらえて、肩の荷が下りた気がした。
純白のドレスに身を包んだ和咲さんはこの上なく美しかった。
誰にも見せずに閉じ込めたほうがいいのでは……という思いが強くなったが、今日ばかりは仕方ない。
二次会の会場へと移動する際、タクシーから降りた和咲さんがふらついたので慌てて抱き留めた。いつもより、体が熱い。
「和咲さん、大丈夫ですか?」
「ヒールが高くて、足が疲れたみたいです」
そう言って静かに笑う。その笑顔はいつも通りだ。
二次会への出席を取りやめようと提案したが、彼女は「披露宴では何も食べられなかったから、ご飯が楽しみなので行きましょう!」と、むしろ僕の腕を引っ張って会場に向かった。
あまり騒ぐのも彼女の本意ではないだろうと思ったが、なんとなく様子がおかしい。
体調が気になったので三次会は断ったが、ようやく帰宅した頃にはすでに深夜近くになっていた。