いつも正しい彼が言うには
「どっか食べに行くか、それとも出前頼む?」
あくまでいつも通りの淡々とした表情で私に聞いた。私は出かけることも億劫に感じてしまって、小さな声で出前と呟いた。携帯電話で出前アプリを開いてこちらに見せる。私は貸して、といってさっさとハンバーガーとポテトを追加してホーム画面に戻った。アプリ一覧にはないことを確認して、元の画面に戻して返した。
「何にしたの?」
「チーズバーガーとオニオンリング」
「昔から好きだね、それ」
私の回答に夫が小さく笑うと、まるで朝の言葉が嘘のように感じた。隣に当たり前のように座って、ネクタイを緩めるところも今まで通り。
「貴方はデミグラスポークハンバーガー?」
「いや、今日はやめとこうかな」
夫はいつも同じものを好んで食べる。
「珍しい。食わず嫌いのあなたが」
「俺だって挑戦できるようになったんだよ」
あくまでいつも通りの淡々とした表情で私に聞いた。私は出かけることも億劫に感じてしまって、小さな声で出前と呟いた。携帯電話で出前アプリを開いてこちらに見せる。私は貸して、といってさっさとハンバーガーとポテトを追加してホーム画面に戻った。アプリ一覧にはないことを確認して、元の画面に戻して返した。
「何にしたの?」
「チーズバーガーとオニオンリング」
「昔から好きだね、それ」
私の回答に夫が小さく笑うと、まるで朝の言葉が嘘のように感じた。隣に当たり前のように座って、ネクタイを緩めるところも今まで通り。
「貴方はデミグラスポークハンバーガー?」
「いや、今日はやめとこうかな」
夫はいつも同じものを好んで食べる。
「珍しい。食わず嫌いのあなたが」
「俺だって挑戦できるようになったんだよ」