いつも正しい彼が言うには
「貴方の相手ってこんなに若いの?」
夫の顔は烈火のごとく赤くなり、今にも噴火寸前な顔をして「そんなわけないだろっ」と切り捨てた。これがどっちの反応かわからず混乱した。
「じゃあどういう人なの、それに正しくって何?」
「言えない。誰がどう見ても百パーセントの浮気だってことだ」
「でも、信じられないわ」
「なんで」
「貴方直ぐに家に帰ってくるじゃない」
夫は虚を突かれたような、そんな表情をした。そう、六時に帰る人が浮気をしているとは到底思えなかった。
「そ、そんなことで。嫌でも俺は浮気したんだ、それ以上でも以下でもない」
「それだったら休みの日、って思ったけれど私たちずっと一緒じゃない」
「………」
「何かあったの?」
夫はぐぅ、と黙り込んでしまった。そして目をきょろきょろと気まずそうに目線を彷徨わせた。まだ関係は持っていないが心は持ってかれている、なら心が張り裂けてしまいそうだ。それなら身体だけの関係の相手の方がよっぽどいい。夫は私の圧に気圧されてとうとう自白した。私の体も強張る。
夫の顔は烈火のごとく赤くなり、今にも噴火寸前な顔をして「そんなわけないだろっ」と切り捨てた。これがどっちの反応かわからず混乱した。
「じゃあどういう人なの、それに正しくって何?」
「言えない。誰がどう見ても百パーセントの浮気だってことだ」
「でも、信じられないわ」
「なんで」
「貴方直ぐに家に帰ってくるじゃない」
夫は虚を突かれたような、そんな表情をした。そう、六時に帰る人が浮気をしているとは到底思えなかった。
「そ、そんなことで。嫌でも俺は浮気したんだ、それ以上でも以下でもない」
「それだったら休みの日、って思ったけれど私たちずっと一緒じゃない」
「………」
「何かあったの?」
夫はぐぅ、と黙り込んでしまった。そして目をきょろきょろと気まずそうに目線を彷徨わせた。まだ関係は持っていないが心は持ってかれている、なら心が張り裂けてしまいそうだ。それなら身体だけの関係の相手の方がよっぽどいい。夫は私の圧に気圧されてとうとう自白した。私の体も強張る。