ふたつの秘密
たとえば彼女がミントアレルギーを持っていて、それを知っていて彼がリップを塗ったとか。
匂いはきっと彼女の香水がかき消していたんだろう。

『ミントは使ってないから、大丈夫だよ』
彼が彼女にそんな嘘を伝える場面が脳裏に浮かんで、消えていく。

だけど、そういうのはただの憶測でしかないし、誰も知らないこと。
ただこれだけは言える。

私はもう二度と、彼女にイジメられることはないということ。
彼が手を差し出してきたので、私はそれをおずおずと握りしめる。

そして赤くなった頬で微笑み合う。

END

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