学園最強の総長様は    私に話があるようで
 「よく整理できている。ありがとう。」

…お礼を言ってくれた!

 「間違っていたら申し訳ございません。」

少し書類の分け方には自信がなかったから良かった。

 「先生関連のものはこちらで片付けておきますね。」

私はそう言って自分の仕事机に戻った。

えーと、これは生徒の小テストの丸付け?

私がいない間にやったテストかも…。

パラパラっと内容を見たけれど中学生の確認テストだった。

こんな簡単な問題をみんなは答えられないんだ。

私の教育環境って厳しかったかなあ?

そんなことを考えながら丸付けをスムーズにしていく。

雑用なんてそもそも生徒会長にやらせるべきじゃないのに先生方は何を考えているのやら…。

30分くらいで50人分の丸付けが終わった。

どんどんスピードアップ出来るようになるのはちょっと面白いかも。

小鳥遊先輩のところに持って行こうかな。

 「小鳥遊先輩、先生から押しつけられたであろう丸付けは終わりましたけれど、他に何かすることはありますか?」

小鳥遊先輩は驚いたようで、もう終わったのか、と呟いていた。

 「正直、華江にどれくらい任せられるかがよく分からなかったが、この調子なら割と何でも任せられそうだな。後はこの書類をたのんだ。」

ドンッと音が鳴るような書類の量だったけれど、小鳥遊先輩の机の上にも同じか、それ以上の書類がのっている。

やりますかぁ。

そんなこんなで結局仕事が終わったのは7時を回った頃だった。

 「ふ~、9時に鳴る前に仕事が終わったのは久しぶりねー。」

 「そうだね。早く終わって良かった~。」

みのり先輩と叶先輩が信じられない会話をしている。

もう私は生徒会の役員が足りていたなんて絶対に言わない。

そう心に誓ったのである。
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