学園最強の総長様は    私に話があるようで
大きなテーブルの上にたこ焼き器と材料を準備する。

とは言っても私はたこ焼きの作り方を知らないから言われたものを持ってくるだけ。

 「華江ちゃーん?薄力粉と卵と牛乳、それからチーズと紅生姜持ってきてー?」

 「あ、はい!」

たこ焼きに牛乳って入ってたんだ…。

なんだかびっくりしたけど、買い物かごから一つ一つ取り出してチェックしていく。

 「世季はタコ切っといて。」

みのり先輩は小鳥遊先輩にもタメ口で話せるんだ…。

なんだか尊敬。

…タコ切っといて、と言われた小鳥遊先輩はまな板と包丁とタコを出していそいそと切り始めている。

私も働かなければと思い、叶先輩に持ってきてと頼まれたものを準備し終わった。

叶先輩に渡すと信じられないスピードで混ぜ合わせられていく。

 「生地、かんせーい!」

 「「おぉー!」」

あとは焼くだけ…!

 「あとは任せろ」

なんか名シーンみたいだけれど、言ったのは小鳥遊先輩。

こういうときにぼーっとしてそうなのに、案外ノリノリなんだなぁ。

生地を流し込んで具材を入れてくるくるとしていく。

だんだん見たことのあるたこ焼きの形になってきた。

小鳥遊先輩はどんどんお皿に盛り付けていく。

どんどん…、

 「今更だけど、たこ焼きの量多すぎたよね…。」

 「みのり先輩の言う通りだと思います…。」

お皿に盛り付け終わった頃にはたこ焼きの山になっていた。

ちょっとした大食い企画レベルだな…。

 「じゃあ出来上がったということで、」

みんなお箸持ってるー?飲み物あるー?と叶先輩が聞く。

 「いただきまーす!」

 「「「いただきます」」」
< 21 / 24 >

この作品をシェア

pagetop