Nightmare of Light.
「ゆうみ…?」
おまえだけだよ、引き留めてくれんの。
どうしたって震えて仕方ない唇は、自分で名付けた2文字さえもうまく型どれそうになかった。
「かわいいねえ、おまえってほんと」
たしかに笑顔は無理やり作ったけど、これわりと本心だよ。
だいぶ伸びた髪の毛を指でとかすように撫でれば、やわく今にも崩れそうな頬で見上げてくる。
「……俺のこと忘れるなよ」
「っ!…んっ」
噛みつくようなキスをした。
まだスムーズに鼻で呼吸をすることができないでいるから、そろそろ苦しいかってタイミングでいつも俺から離してたけど。
でも、今日だけは。
これが最後になるんなら、当分はお預けになるんなら、これくらい。
「んん…っ!…ゆ、み…っ!」
「…足りないよ、ニコちゃん」
知りたいことがある。
戦闘狂だった俺は確かに問答無用で気に入らない奴に手をかけてきたのは事実。
でも本当の俺って、かなり小心者で臆病な慎重派なんだ。
もう若頭ではない。
雲雀会は俺のものでもなければ、責任を負う必要だってない。
だから知りたかったんだ。