プレイボーイと恋の〝賭け〟引き
「……でも、『わかった』って……別れようって言ったら、『わかった』って言ったでしょ……それに想いを再認識したって言ってた」
その言葉を確かに聞いたのだと不安の眼差しを送って訴えかければ、柊仁は静かに首を横に振った。
「再認識したのは莉都花への想いだ。千紗へのじゃない。千紗なんて一言も言ってないはずだ。哲さんに聞いてみろよ。相手は莉都花だって答えてくれるはずだ」
「えっ……? 嘘……」
そんな間違いしているわけがないと、あの日の二人の会話を思い出そうとしてみるが、詳細な言葉までは思い出せない。柊仁の言っていることが本当だという確証はないが、自分が間違っていないという確信もない。
ただあのときは千紗のことに随分と気を取られていたから、そういう聞き間違いをしていてもおかしくないかもしれない。もしかしたらとんでもない間違いを犯していたのだろうか。
答えを求めるように柊仁を見つめれば、やたらと強い瞳で見つめ返される。
「嘘じゃない。それに、俺が『わかった』って言ったのは、別れることに対してじゃない。本当に好きな人と結ばれてほしいって言葉に『わかった』って言ったんだ」
「本当に好きな人……」
「今、目の前にいる人だよ。本当に好きな人と結ばれるために、今プロポーズをしてる」
甘い。とてつもなく甘い表情がそこにある。そんな表情を向けられたら、胸が高鳴ってしまう。
残っていた不安もすべて甘い疼きに置き換わる。
その言葉を確かに聞いたのだと不安の眼差しを送って訴えかければ、柊仁は静かに首を横に振った。
「再認識したのは莉都花への想いだ。千紗へのじゃない。千紗なんて一言も言ってないはずだ。哲さんに聞いてみろよ。相手は莉都花だって答えてくれるはずだ」
「えっ……? 嘘……」
そんな間違いしているわけがないと、あの日の二人の会話を思い出そうとしてみるが、詳細な言葉までは思い出せない。柊仁の言っていることが本当だという確証はないが、自分が間違っていないという確信もない。
ただあのときは千紗のことに随分と気を取られていたから、そういう聞き間違いをしていてもおかしくないかもしれない。もしかしたらとんでもない間違いを犯していたのだろうか。
答えを求めるように柊仁を見つめれば、やたらと強い瞳で見つめ返される。
「嘘じゃない。それに、俺が『わかった』って言ったのは、別れることに対してじゃない。本当に好きな人と結ばれてほしいって言葉に『わかった』って言ったんだ」
「本当に好きな人……」
「今、目の前にいる人だよ。本当に好きな人と結ばれるために、今プロポーズをしてる」
甘い。とてつもなく甘い表情がそこにある。そんな表情を向けられたら、胸が高鳴ってしまう。
残っていた不安もすべて甘い疼きに置き換わる。