ソウルメイト~男女の親友ってあるの?
奈緒は三上と美奈子に向けて話しだした。

「改めて言うけど、私達は…私は結婚してるのよ。
こうやってこのお店に来るのにだって、みんなの知らない準備が要るのよ。
瀬那に会いたくたって無理な時がほとんどなの…。
…ごめん。
今、話してて自分で分かったけど、二人が羨ましいからべたべたする所を見たくないのかも。」

瀬那は他人事の様に

<ほ~>

と奈緒を見た。

「奈緒は情緒不安定なのよね、本に書いてあったわ」
美奈子が逆らう様に言った。

奈緒はまた本で語る美奈子の話にカチン、ときた。

「その本には好みや主観まで書いてないでしょ!?」

奈緒が投げ付ける様に言う。

「まぁそりゃ全部が書いてあるわけじゃないだろうけど。
一部のイイ話だけ聞いてりゃい~じゃない。たかが占いよ~」

美奈子は

<ね~>と三上にニッコリする。

「そうね。幸せな時に読めばおもしろい話だったのかもね。」

奈緒は座り直し

苛立ちを鎮めるために

バーボンロックを注文した。

“カクテルなんて甘ったるい物なんか飲めるか!”

奈緒は心でつぶやいた。

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