【短編】眠り姫に口付けを。




『…ん、…だれ…?』

眠たそうに瞼を擦る。



その擦る手が離れた時、

僕は息を呑んだ。




…本物の、お姫様?



『…ねぇ、あなたはだれ?』


大きな瞳を僕に向けてパチクリさせている。



光が射し込んだせいなのか

その瞳は彼女の髪色とは違う茶色がかった瞳。



ビー玉みたい。



『僕、…僕は──』


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