❁live your life❁

ーーー
ーー



誰かの話し声で意識が浮上していく


どれくらい寝ていたのか、目が覚めたらギラギラした太陽は南へ向かっていく途中


「起きたか?」



その一言で、一気に意識が覚醒する


「海月!!」


ガバッと勢いよく上体を起こすと目の前にはスーツを着た男の人達が数人いた


その中に見た事がある人がいる


「起こしちゃったか。悪いね」


その人は、私が縋るように袖口を握った警察官だった


「あ…。私、邪魔なら外にいます…」



慌てて立ち上がると肩に手を置かれ、座っていた椅子に戻される



「君からも話しを聞かなきゃならないから、居てもらって大丈夫だよ」



警察の人達は、当時の状況など詳しい事を調書として残さなければならないらしく事件に発展するまでの経緯を詳しく聞かれた

< 327 / 369 >

この作品をシェア

pagetop