❁live your life❁

チェックアウトは11時、もう少し時間がある

軽くシャワーを浴びた後、キャリーバッグにそれぞれの荷物を入れて、忘れ物がないか一通り見て回る


「よし！大丈夫」


海月のキャリーバッグと自分のキャリーバッグを両手に持ちカウンターへと向かった


チェックアウトが終わり、病院に戻るのも気が引けて近くのコインロッカーに荷物を入れ向かうは汐月のお墓


「え〜っと…ここら辺だったような」


バスから降りて記憶を辿りながら歩いてお寺を探す



すると目印になっていた今では滅多に見る事がない昔の丸型郵便ポスト



「あった！ここを曲がれば確か」



曲がった先に見えるのは立派な門構えのお寺


お墓の前に立ち手を合わせる