❁live your life❁


「まぁ…何とか動けるようになったから」


「よかった…うぅ……ッ海月まで居なくなったら、お母さん……もぅ生きていけない…」


「……母さん?」


汐月が、もう死んだと受け止めなきゃ言えない言葉なのに


正直、驚いた…


母親の口から、そんな言葉が出てくるなんて思ってもみなかったから


戸惑いを隠せず父親に目を向けると、ニッコリ笑った


「母さんは、もう大丈夫だ。今まで目を背けてきたけど、今回の事件で…父さんも母さんも改めて向き合ったんだ。そして、母さんも現実を受けとめてる」


「そぅ…か」

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