君の瞳に僕の色は映らない
「……ない」



やっぱり、朝読んだところと全く同じ内容だ。



さっき読んだ面を隅々まで探したけど、何も見つからない。


手紙の裏にも何もない。



一応、封筒の中も確認する。


もちろん手紙がもう一枚あるなんてことも───



「なんだこれ」



紙がもう一枚あったわけではない。






封筒に、何か書いてある。




封筒の、奥底に。




しかも小さい文字で書いてあるから読めない。



これは封筒を平らに開くしかない。



そこに何か有力な情報があるのかと思い、再びハサミを出して、小さい封筒を切った。







『__市立__病院_号室』



病院名と、病室名。






───病院?




彼女は先天性で、治らないもののはず。


ならなぜ病院の名前が、しかも病室まで細かく書かれているんだろう。


もしかしたら、定期検診で病院に通ってるとか?


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