君の瞳に僕の色は映らない
いや、それなら病室なんかないだろう。



だとしたら?




別の病気?


それとも怪我?


入院するほどの?





僕がいつ見るかわからないものに書いてあったということは。


しばらく、長い間、病院に滞在することが決まっていたからなんだろうか。


いつもは働かない頭が、今だけはフル稼働している。






よくわからないけど、とにかく帰ったら行ってみよう。



いろいろ考えたけど、彼女はここに来てほしかったから書いたんだろうか。



さっき、平山さんに放課後の予定を聞かれたのは、病院の名前を読んだかどうか、確かめるためだったんだ。



桜田仁奈と平山さんは、性格は正反対だけど、お互いに一番近いところにいるんだと実感した。



< 44 / 50 >

この作品をシェア

pagetop