ご先祖様の力を借りて。

第八話 学園への襲撃と友達

「おはよー」

「おはよう」


挨拶をしてくれた人に、挨拶を返す。

この前授業で妖を一緒に倒したからか、クラスの人が少し話しかけてくれるようになった。

私は友達ができるかもしれない、と少しワクワクしている。


「……おはよう」

「おはよう」


隣の席に座っていた海晴に、挨拶をする。

この前の出来事から、少し仲良くなった気がする。

友達……と言えるかな?

わからないけど、少し仲良くなれたと思う。


「おはよーございまーす」

「おはよー」


先生が教室に入ってきた。

まだ授業が始まる時間じゃないけど、どうしたのかな?

不思議に思っていると、先生は紙を配り出した。

前から回ってきた紙を見てみると、そこには今日の襲撃についてと書かれていた。

……襲撃?

今日、襲撃があるの?

他のクラスの人もザワザワして、疑問に思っているみたいだ。
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