ご先祖様の力を借りて。
「いった〜……ひどくない? どかそうとしただけなのに……」
「空いてない。別を探して」
「え〜、もう始まるし、探してる時間なんてないよ〜……」
話しかけてきた人の言う通り、もうそろそろ始まりそうだ。
……どうしようか、この人。
移動してくれないけど……
そう悩んでいると、ちょうど海晴が戻ってきた。
「……どうした」
「この人、この席に座りたいって」
状況を説明すると、海晴は話しかけてきた人を睨む。
そのことに怯えたのか、話しかけてきた人は「お、俺、やっぱ別のとこ行くね〜」と言って、走り去っていった。
「ありがとう」
「別に……これ、買ってきたやつ」
「ありがとう」
お礼を言うと、海晴は席に座る。
……なんだかすごく、頼もしく見える。
これも、好きだから……なのかな。
そんなことを考えていると、ちょうどイルカショーも始まったみたいだった。
◇◆◇
「空いてない。別を探して」
「え〜、もう始まるし、探してる時間なんてないよ〜……」
話しかけてきた人の言う通り、もうそろそろ始まりそうだ。
……どうしようか、この人。
移動してくれないけど……
そう悩んでいると、ちょうど海晴が戻ってきた。
「……どうした」
「この人、この席に座りたいって」
状況を説明すると、海晴は話しかけてきた人を睨む。
そのことに怯えたのか、話しかけてきた人は「お、俺、やっぱ別のとこ行くね〜」と言って、走り去っていった。
「ありがとう」
「別に……これ、買ってきたやつ」
「ありがとう」
お礼を言うと、海晴は席に座る。
……なんだかすごく、頼もしく見える。
これも、好きだから……なのかな。
そんなことを考えていると、ちょうどイルカショーも始まったみたいだった。
◇◆◇