ご先祖様の力を借りて。
「シチュー定食ください」

「はい、こちらでよろしいですか？」

「いいです」


お盆を受け取って、元いた席に戻る。

シチュー定食は何回か食べて、すごく美味しかった。

サラダとパンがついていて、パンはシチューにつけて食べる。

元いた席に座ると、すぐにスプーンを持って食べ始めた。

具はにんじんとじゃがいも、マカロニ、そして玉ねぎ。

玉ねぎは少し苦手だけど、このシチューに入っている玉ねぎは柔らかいから、美味しく食べることができる。

シチューの具を少し食べたら、次はパンだ。

パンを少しちぎって、シチューにつけて食べる。

なんでこんなに美味しいんだろうってくらいに美味しくて、本当に美味しい。

それを何度か繰り返して、パンを全部食べ切ってしまった。

少し残念に思いながら、ドレッシングがかかったサラダを食べる。

この……キャベツ？　レタス？　どっちかわからないけど、シャキシャキが苦手。

でもドレッシングで味が誤魔化してあるので、なんとか食べきれた。

他にもコーンが入っていたので、スプーンですくって食べる。

コーンは甘くて美味しいから好きだ。

最後に残ったシチューを食べて、手を合わせる。
< 71 / 149 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop