ご先祖様の力を借りて。
「ごちそうさま」


お盆をもって、片付けに行く。

まだ食べ終わっている人も少なかったので、すぐに片付けられた。

片付け終わり、近くにグループ分けの紙が貼ってあるホワイトボードがあったので、ついでに見てみる。

少し前の人が邪魔だったが、少し見てみたいだけだったので気にしない。

えっと……五つのグループに分かれるんだ。

他の五家からも人が来る、変わったりする可能性あり、などと書かれている。

やっぱり私の名前はなくて、さっき言ってた通り、今までと同じでいいのかな。

……見なくてよかったかもしれない。

そう考えながら、部屋に戻る。

そういえば、海晴はどうするのかな。

たぶん、グループ分けの中に名前はなかったと思うけど……

今までと同じく、私と組んで妖を倒すのかな。

まぁ考えても仕方がないので、次に会った時に聞いて見ることにする。

そう決めていると、ちょうど部屋に着いた。

自分の部屋に入ると、伸びをする。

結構長く座っていたから、少し疲れたかもしれない。

そんな私を無視して、ご先祖様たちが会議を始めた。
< 72 / 149 >

この作品をシェア

pagetop