今日は我慢しない。
 それまで俺は三条のことが苦手だった。

 三条は隠してるつもりだっただろうけど俺を嫌ってることは分かってたし。

 いつも何かと戦っている三条と、とにかく平和に過ごしたい俺とでは正反対すぎて、関わるべきじゃ無いと思っていた。

 ただ、なぜかいつも目で追ってしまっていた。

 あの見た目だから、誰だって目で追いたくなるものだろうけど

 それだけじゃない、他のどんな美人やΩとも違う、どうしようもなく惹かれるなにかがあった。

 それは、それまでいろんなものに無頓着だった俺にとって異常事態で、いっそ怖さすらあった。

 はやく卒業して目に入らないようにしたいとさえ思っていた。

 そんなときに遭遇した、三条の発情。

 最悪だ、と思った。
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