偽装カップルの練習


「キスするなら言ってよ!!!」
 仁志君に怒鳴る。まさかあんなイベントがあるとは思っていなかった。

「ごめん。ああしないとうちのおばあちゃん許してくれないかなって」
「でも!」

 流石に、謝って済む問題じゃない。私のファーストキスが奪われてしまったのだから。
 ファーストキスなんて、大切なものを。

「最低!!」

 思わず逃げ出した。もう、仁志君、いや瀬川君とは関わらないとこうと思った。
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