少女と過保護ーズ!!続
『行く‼行くからっ‼もう二人には手を出さないで‼』
『ダ・・・メ・・・・だ。チビ・・・姫・・・‼』
『行く・・・な』
『ごめんね。ごめんなさい。あたしのせいで・・・ごめんなさい』
チビ姫のせいなんかじゃねぇ‼
そう言いたいのに声が出ない。
大きな猫瞳から流れる涙。
田中に覆い被さってたチビ姫が立ち上がる。
行くな‼
俺らのことはいいんだ‼
動けっ‼身体っっ‼
田中が手を伸ばすも、それをチビ姫が取ることはなかった。
『花音さんがもうすぐ来るから、それま・・・・』
喋ってる途中で肩を掴まれ連れていかれようとするチビ姫。
最後まで俺らを見ていたチビ姫の瞳が見開かれ、喉が張り裂けんばかりの絶叫を上げた。
「止めてーー‼‼」
そこで俺らの意識は途絶えた。
気付いたときには病院で。
花音さんが険しい顔で俺たちに付き添ってくれてた。
「クソっ‼クソォッ‼‼‼」
守れなかった‼
"ゴブさん‼‼"
いつもそう呼んで笑いかけてくれる愛しい子。
俺ら、一般人から煙たがられ恐がられる暴走族、嫌われ者を全部まるごと包み込み、守りたいんだと言ってくれる優しい子。
無事で・・・どうか無事で‼
真理亜が離した腕を額の前で祈るように組む。
ここで待つことしか出来ない自分を殺したくなる。
今まさに、チビ姫は危険に晒されてるかもしれないのにっっ‼
「おーい‼‼おーい‼‼」
"シャーウッド"の様子を見に行ってた仲間がかけてくる。
まさかっ‼‼
田中と二人、立ち上がって仲間の元へ走る。
痛む頭に、縺れる足。
早く動け‼
「今っ‼電話があった‼チビ姫を取り戻したって‼こっちに向かってるって‼」
俺らを見て、そう告げて笑う仲間。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「本当かっ‼??」
田中が叫ぶ。
ようやく喋った。
「ああ‼竜希さん、総長が言うんだぜ‼間違いねぇよ‼」
「ああああ。ハイネちゃん‼」
ヘタヘタとその場にしゃがみこむ真理亜。
「怪我は‼??」
「そこは言わなかった・・・」
チビ姫が帰ってくる‼
俺らには、もうチビ姫の側に居る資格はないけれど。
でもどうか一目だけでもーーーーーーーーー。
『ダ・・・メ・・・・だ。チビ・・・姫・・・‼』
『行く・・・な』
『ごめんね。ごめんなさい。あたしのせいで・・・ごめんなさい』
チビ姫のせいなんかじゃねぇ‼
そう言いたいのに声が出ない。
大きな猫瞳から流れる涙。
田中に覆い被さってたチビ姫が立ち上がる。
行くな‼
俺らのことはいいんだ‼
動けっ‼身体っっ‼
田中が手を伸ばすも、それをチビ姫が取ることはなかった。
『花音さんがもうすぐ来るから、それま・・・・』
喋ってる途中で肩を掴まれ連れていかれようとするチビ姫。
最後まで俺らを見ていたチビ姫の瞳が見開かれ、喉が張り裂けんばかりの絶叫を上げた。
「止めてーー‼‼」
そこで俺らの意識は途絶えた。
気付いたときには病院で。
花音さんが険しい顔で俺たちに付き添ってくれてた。
「クソっ‼クソォッ‼‼‼」
守れなかった‼
"ゴブさん‼‼"
いつもそう呼んで笑いかけてくれる愛しい子。
俺ら、一般人から煙たがられ恐がられる暴走族、嫌われ者を全部まるごと包み込み、守りたいんだと言ってくれる優しい子。
無事で・・・どうか無事で‼
真理亜が離した腕を額の前で祈るように組む。
ここで待つことしか出来ない自分を殺したくなる。
今まさに、チビ姫は危険に晒されてるかもしれないのにっっ‼
「おーい‼‼おーい‼‼」
"シャーウッド"の様子を見に行ってた仲間がかけてくる。
まさかっ‼‼
田中と二人、立ち上がって仲間の元へ走る。
痛む頭に、縺れる足。
早く動け‼
「今っ‼電話があった‼チビ姫を取り戻したって‼こっちに向かってるって‼」
俺らを見て、そう告げて笑う仲間。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「本当かっ‼??」
田中が叫ぶ。
ようやく喋った。
「ああ‼竜希さん、総長が言うんだぜ‼間違いねぇよ‼」
「ああああ。ハイネちゃん‼」
ヘタヘタとその場にしゃがみこむ真理亜。
「怪我は‼??」
「そこは言わなかった・・・」
チビ姫が帰ってくる‼
俺らには、もうチビ姫の側に居る資格はないけれど。
でもどうか一目だけでもーーーーーーーーー。